【タイの田舎の小さな家から】天井からヘビが降ってくる国、タイ。 ──20年住んでわかった田舎の動物事情と「本気すぎない」防衛マニュアル

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「天井裏からヘビが落ちてくるなんて、マンガかホラー映画の話でしょ?」

正直、タイの田舎に20年近く住んでいる今でも、そう思いたい気持ちはある。
ところが現実はというと、ニュースを眺めているだけで、

  • 「天井からヘビが落下」

  • 「キッチンに巨大ニシキヘビ出現」

といった見出しが、年に何度か普通に流れてくる国、それがタイだ。

実際に、
👉 タイで天井からヘビが落ちるニュース例(WISE BK)
👉 天井裏から出てくるヘビの映像(YouTube)

さらに
「ノンタブリー県の住宅で体長5メートルのニシキヘビが天井から落下し、飼い猫が危機一髪
なんて話を聞くと、

いやもう、Netflixのモンスター映画では?

という気分になる。
👉 実際の記事(BuzzFeed Japan)


もし、うちの天井からヘビが落ちてきたら

想像してみる。

理想の自分

  • 冷静に距離をとり、家族と犬を安全な部屋へ避難

  • スマホで一枚だけ撮影し「これはブログネタだな」と思う

現実の自分

  • まず日本語で「おおおおおい!!」と叫ぶ

  • 次にタイ語で
    「ノーン!マイ・カオ・マーカーン!」
    (犬!こっち来るな!)

    と叫ぶ

たぶん一番最初に頭に浮かぶのは、
**「自分が逃げる」より「犬をどうするか問題」**だ。

田舎の犬たちはヤモリやトカゲには強いが、
ヘビ相手だと逆に命の危険がある。
👉 犬とヘビの危険性についての実例


タイ田舎の「動物事情」ざっくり

タイの田舎暮らしでよく遭遇する生き物たちは、だいたいこの顔ぶれ。

👉 参考:
タイの住宅に出る害虫・害獣まとめ

  • ヤモリ&トッケー
    家の中の常連。虫を食べてくれる味方だが、
    夜中の「トッケー!」は心臓に悪い。

  • アリ軍団
    砂糖をこぼすと数分で大繁盛。口コミ評価☆5の人気店状態。

  • ゴキブリ
    日本の1.2倍の存在感。しかも飛ぶ。ほんとにやめてほしい。

  • ネズミ
    屋根裏を走り回る音で存在を主張。
    放置するとヘビを呼ぶ原因になることも。

  • そしてヘビ
    郊外ではコブラ系を含め、普通に出る可能性あり。

日本の感覚で
「家の中=完全に人間のテリトリー」
と思っていると、タイでは軽く裏切られる。

ここは
人間+犬+ヤモリ+虫+たまにヘビのシェアハウス
くらいの気持ちでいると、精神的に楽だ。


ヘビを呼びにくくする「ゆる防衛術」

本気でやるとプロのペストコントロール案件。
まずは在住者ができる範囲から。

👉 公的ガイドライン参考
タイの害虫・害獣対策指針

① 隙間をとにかく減らす

  • ドア下、網戸の破れ、配管まわりを埋める

  • スポンジ・コーキング剤・ブラシ付きストッパーが有効

特に田舎のトイレは
「床と壁の間に謎の隙間」がありがちなので要注意。

② 家の周りを片付ける

  • 雑草ボーボー

  • 使ってない木材・瓦・壊れた植木鉢

これ全部、ヘビのワンルーム候補

③ 餌になる生き物を減らす

  • ヘビはネズミやヤモリを追って侵入する

  • ゴミ管理・食べ残し対策は超重要

④ 夜はライト+靴

  • 暗闇+素足+草むら
    → だいたいホラー映画の序盤ムーブ

  • スニーカーか長靴+懐中電灯を習慣に


それでも「落ちてきた」場合の行動

❌ やらないこと

  • 棒でつつく

  • ペットを近づける

  • スマホで至近距離撮影

毒蛇かどうかは素人には判断不能。
タイには毒性の強いコブラやアマガサヘビもいる。

✅ 現実的な対応

  1. 家族・ペットを別室に避難

  2. ヘビのいる部屋を閉じる

  3. 余裕があれば遠くから写真を1枚

  4. レスキュー or 近所の「ヘビ慣れおじさん」に連絡

地域によっては消防やレスキューが捕獲に来てくれる。


共存と線引き、そのバランス

Tensui
Tensui

タイでは
**「ゼロにする」より「どう付き合うか」**が基本。

  • ヤモリ:ほぼ同居人

  • アリ・ゴキ・ネズミ:衛生管理で減らす

  • ヘビ:出たらプロに任せる

完全密閉の家ではなく、
生き物が出入りする“ゆるい境界線”で暮らしている
そう思えるようになってから、だいぶ楽になった。

もちろん、
天井からヘビが落ちてきた瞬間に悟りは開けない。

そのときは叫んで逃げていい。
落ち着いたら、
隙間を埋めて、庭を片付けて、連絡先を確認する。

そして何より――
「天井からヘビが落ちてきた話」は、
タイ在住日本人界隈では鉄板ネタになる。

もし本当にそんな日が来たら、
泣き笑いしながらブログにまとめて、
また誰かの役に立てばいい。