2022年 隔離なし受け入れ!? 景気活性化はいつ?

 

今年~来年に完成予定のエムスフィア。手前はベンジャシリ公園

2020年3月末ごろからタイも国同士の行き来が難しくなり、それから今年2022年の3月で丸2年となる。
一方で、このまま外国人観光客が来れない状態では観光収入にたよるタイでは厳しく、コロナのオミクロン株が出てきても、感染者の波が来ない限り開放が進むのか岐路にたたされている。

コロナ前は1年で1,000万人の中国人観光客で潤っていたが、今年はまず北京オリンピック、さらに9月に杭州アジア大会などもあるため、海外旅行に出かけた中国人が自国に戻る際は隔離などが要求されているため、容易に海外に遊びに行けない状態で、これはまさしく、タイには打撃となる。

日本人の多いスクンビット地区でも、数多いホテルは中国人向けを念頭に置いているため、大量の中国人旅行者が来ないと潤わない。

一方、タイの経済についてはまず、タイ東部経済回廊(EEC) を盛り上げることが重要で、東部のチョンブリー、チャチェンサオ、ラヨーンに外国企業などを誘致して投資してもらうことについては、特に、デジタル関連や電気自動車(EV)などがカギを握りそうだ。

その外国企業の誘致のためにはインフラの整備が欠かせないが、バンコクから1時間ちょっとでシラチャーやパタヤに行ける高速鉄道の開通を目ざし、タイ最大の企業であるCPグループが高速鉄道の整備を開始しており、2025年には完成の予定。

さて、バンコク都内ではすでに現在、工事中の大型プロジェクトが進んでいて、 どこも駅に近い複合施設(ミクスドユース)になっているのが特徴で、賃貸オフィス、サービスアパート、コンドミニアム、5つ星ホテル、商業施設などが合わさったプロジェクトになる。

まず、スクンビットの日本人が多く住むプロンポン駅近で工事中なのが「エムスフィア」で、これはモールグループがエンポリアム、エムクオーティエに続く、第3の建物として建設中で、予定より遅れており、今年~来年には完成の予定。BTSの改札を出て、階段を下りずに3ヵ所に自由に行ける空間を目ざしている。

続いて同じくBTSスクンビットラインのバンナーで工事が始まった「バンコクモール」は同じくモールグループによるもので、敷地は100ライ以上の広大なもので、事業費500億バーツ。見た目、まだ完成は先になりそう。

そのほか、日本大使館のとなりで工事が続いている「ワン・バンコク」は、チャルン・シリワッタナパクディー氏率いるTCCグループによるもので、1,200億バーツの事業費で、第1フェースは2023年中ごろ以降のオープンの予定。

続いて、同じくラマ4世通り沿いの「ドゥシット・セントラルパーク」は、敷地23ライ、事業費460億バーツにのぼり、2023年にはまず、一部の完成が見込まれる。

さらに今後、まもなく工事が予定される大型プロジェクトでは、マッカサン駅周辺の大規模開発は、 CPグループが請け負うことになっており、敷地は500ライ以上で、バンコク最大規模の開発となる。また、バンスー中央駅周辺の開発も徐々に始まる見込みで、こちらも鉄道敷地を民間会社が開発する形となるが、ゾーンに分けて進められる予定。

今後、コロナあとに徐々に回復していくタイだが、こうして見ると今年は、「中国人観光客」「EV電気自動車の製造誘致」などがタイ経済にとってのかぎといえそうだ。

 

2022年1月5日 タイ自由ランド掲載

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