3路線を現在工事中、あと2年で完成?
コロナ感染者がタイで増えてきても、バンコク都内の路線整備は計画通りに進行しており、今年のまず4月には待ちに待ったレッドラインのバンスー~ランシット、バンスー~タリンチャンが先行オープンします。すでにプラユット首相らも昨年末に試乗し、準備は万端。バンスーのセントラルターミナル駅に乗り入れる路線となります。
日本人が利用するなら、ラクシー駅のイミグレーションや、ドンムアン駅の乗り降りが便利になります。
続いて現在、工事中なのが、ケーラーイ~ミンブリーのピンクライン、ラプラオ~サムローンのイエローライン、タイ文化センター~ミンブリーのオレンジラインですが、まずイエローラインが65%の進捗状況で、2022年7月にはオープン、と公表していますが、実際に見たところ、高架部分もまだ出来ていないところもあり、どう見てもあと2年はかかる気配です。
一方、ピンクラインは2022年10月にまずミンブリー~ラクシー間をオープン、2022年中にラクシー~ケーラーイをオープンとしていますが、こちらも実際に見たところ、同じくあと2年はかかる気配です。ただ、この2路線はモノレールの建設で、今までのものとは違い、時間を短縮して完成する見込みのため、これまでのように、ほぼ出来上がってから電気系統などに時間がかかるということもないのかも知れません。
続いてのオレンジラインのタイ文化センター~ミンブリーも現在、工事中で、(3面につづく)
2024年のオープンを目ざしています。工事は70%の進捗としており、今ある地下鉄のタイ文化センターから同じく地下鉄の乗り換えとなり、10駅が地下鉄、その後、ラムカムヘン通りなどの7駅が高架となります。
一方、今後、計画のある路線ではまず、オレンジラインのタイ文化センター~バンクンノンのチャオプラヤー川越えの11駅が実現性が高く、今年、工事に入り、2027年の完成を目ざします。日本人の利用が多いプラトゥーナムやラチャプラロップ、さらには王宮前広場を通り、チャオプラヤー川を越える路線で、すべて地下鉄での計画。
続いてはパープルラインのチャオプラヤー越えの延長で、タオプーン~ラーブラナの23.6㎞で17駅。タオプーン駅は地下鉄でのち、高架に移っていき、2027年の完成予定。
ほかには、日本人が住む場所を横断するというと、グレーラインの15駅で、ワチャラポン駅からトンロー駅に至り、今年1月から調査をして、モノレールの建設で、完成は2025年を見込み、トンローのソイ10や、運河手前で駅が出来て、郊外に伸びる高架路線です。
また、ブラウンラインは、ケーラーイ駅からラムサーリー駅の22 ㎞で、20駅を設置します。カセットナワミン通りを通る環状路線。2024年に工事に入り、完成は2027年を目ざします。
一方、、レッドラインのバンスー~フアランポーン~ウォンウィアンヤイ~マハチャイは2028年の完成を見込んでいます。
そのほか、ライトブルーラインは新規で、都心を横断する路線で、プラチャーソンクロ~チョンノンシー駅に至る9.5 ㎞で、9駅を設置。ディンデーン、都庁、マッカサン、ウィタユ、サトンを通り、2028年の完成を目ざします。
また、バンナー通りを通るバンナー駅~スワンナプーム空港の18㎞の12駅も予定されています。
そのほか、今ある路線の延長では、クーコット駅→ラムルーカー、ランシット駅→タマサート大学ランシットセンター、タリンチャン駅→サラヤー、バンケー駅→プッタモントン・サーイ4、ケーハ駅→バンプー、クロンサン駅→プラチャーティポックなどが計画されています。
2021年1月20日 タイ自由ランド掲載