【なつかしい記事】買う時のお得感が大切!?
日本へ一時帰国の際に「ヨドバシカメラ」に行った。カメラを買うためだが、キャノンのデジタルカメラを目ざした。以前はカメラ売り場というのは結構、ゴールデンスペースというか、1~2階の目立った場所にあったと思うが、今は何となくハシの方に追いやられている感じだ。スマホなどで撮れるため、デジカメを買う人が少なくなっているためだろう。
それでも、カメラはカメラ。よい画質でボケもなく、クオリティーの高いものを、という希望を、きっとかなえてくれると思いながらデジカメを買う。
ところで今回、目を付けたキャノンのパワーショットは広角24㎜で表示値段は75610円。同店ではポイントが発生し、10%分が値引き額として貯まることになる。75610円だから、実質、68049円ということになる。じゃ、例えば、「ポイントをいらないから値引きして」というようなことをスタッフに言うと、今では「ポイントを使われた方が少しお得ですけども」と返ってきて、それならそうしようと。
でも、さらにしつこく、「少し値引きしてもらえないですかね」というと、「ちょっとお待ち下さい」と言って、姿を消し、戻ってきて、「値引きできます額は3000円ほどですね」と言う。まあそれでも、できないよりましだと、少しでもお得になるならと急いで「了承」。写真の75610円が、値引き3000円引かれて、72610円となり、そこからポイント発生、7261円となり実質、65349円ということになった。
合わせてメモリーも買ったが、こちらは言われるまでも値引きが30%あり、16GBのものが2790円-837円で、1953円。それにポイント発生10%だから、実質1758円ということになる。
このようにヨドバシカメラでは表示値段からいくら下がるのか!というのがお得感をあおるが、一方タイでは、比較としては少し違うかも知れないが、レストランなどに行くと、表示値段で食べられるのではなく、サービス料10%増し、さらにVAT7%増しで請求が来て、お得感はまったくなく、何か余計にお金が出ていったような気になる。
もっと、どんどん表示価格よりも下がっていくような店であれば、客も好んで来るだろうとは思うが、ヨドバシカメラの商戦がどこでもできるというわけではないだろうけれども……。 (M)
2016年11月5日 タイ自由ランド掲載
->タイ関連コラム