排水した水は土中に捨てる?
今回は、タイで見た「恐怖?」の施工例を紹介致します。
【排水管が土中に…】 水道管というのは大まかに給水管と排水管に分かれます。給水管というのは綺麗な水をシンクやシャワーの蛇口に供給する方です。そして、皆さんが水浴びや食器洗いで使用した水は、今度は排水管を通って皆さんの居住スペース外に排出されます。建物毎に集められた排水は下水道(あるいは側溝)を通り、処理施設を通過した上で河川等に排出されます。
しか~し、建物によっては「何故?」と思うような構造になっているものもあります。あるタウンハウスの実例ですが、それは4階建てのものでした。トイレとシャワー、それに洗面台が各階にあります。洗面台の排水管は1~4階分が全て縦管(高いところから下まで排水を落とす管)につながり、最終的に1階床下にある下水管までつながっています。ところが、シャワーの排水管は縦管につながって1階まで落ちて来るところまでは同じなのですが、その後、何処に接続されるでもなく、土中に突き刺されているのです。よって、当然ですが、少量ですとそのまま土中に浸み込んでいくのですが、普通にシャワーを浴びるとなると排水量に土中への浸透が追いつかなくなり、床上にジワ~っと排水が浮いて来るのです。シャワーの縦管は洗面台の縦管の隣を通っていますので、同じように1階床下の下水管へつなげるだけでこのような問題は起こりません。ちなみに縦管の位置から下水管へつなげる為に延伸しなければいけない長さはたったの50㎝程度です。どういった考えから、このような施工になってしまったのか? その物件を購入、あるいは賃貸した人にとっては、1階の床が雨も降っていないのに気付けば濡れている、という現象はある意味怖いものではないでしょうか(祟り??)。
摩訶不思議な現象があなたのお宅で起こったら? それは、霊やお化けの仕業ではなく、欠陥工事が原因かも知れません。信頼の内装工事は「コーサクセス社」まで。
2016年5月5日 タイ自由ランド掲載
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