バンコクで催し、イベントが盛況「クイーンシリキット」が行きやすいi
コロナの収束で、タイのバンコクでは、戻って来た長期滞在者の家族の話し声がプロンポン周辺で聞かれるようになりました。また、日本からの観光客も押し寄せており、またバンコクも活気が出てきています。
3年間以上、人の流れや物流なども滞っていたのだから、当然でしょう。
バンコクでは以前、普通に行われていた催し、イベントも戻って来ており、3年以上制限なしで開かれなかったので、様々なイベントが開かれています。
大きな会場はバンコクに3ヵ所あり、コロナ下だった時にリニューアルされたクィーンシリキット・ナショナルコンベンションセンター、バンナーのバイテック、ムアントンタニーのインパクトが3大イベント会場。
この中では、スクムビット在住の日本人にとってはBTSアソーク駅から乗り換えてひと駅で行きやすく、ピッカピカの会場でいろいろ楽しめそうなのが、クィーンシリキットのイベント会場。
この8月は旅行関連の「タイランド・ツーリズム・フェスティバル」が8月2~6日、8月10~13日は「ペット・エキスポ・チャンピオンシップ」が開かれました。さらに、8月23~26日は「フードアンドホスピタリティー・タイランド2023(Food&Hospitality Thailand 2023)」が開催されます。飲食店や企業向けのフードとホスピタリティーのエキスポで、一般の人でも楽しめそうです。また、8月24~27日は第67回「タイティアオタイ(Thial Teaw Thai)」が開催されます。タイ国内旅行に関するホテルやツアー、アクティビティなどを紹介するブースが登場し、お得なパッケージやプロモーションなどの予定です。
さて、終了した催しでは、8月2日(水)~6日(日)まで開催された「タイランド・ツーリスト・フェスティバル2023(Thailand Tourist Festival 2023)に編集部のJが行ってきたので紹介しましょう。
★★★★★★★
9つのメインゾーンに分かれており、それぞれタイの魅力を発信するブースがありました。G階フロアにあるイベントスペースを全部使用しているので、入場するや否や大規模なイベントで楽しそう!という気持ちが溢れ出ました。早速、9つあるゾーンのうち面白かった7つのゾーンを伝えて行きたいと思います。
アメージングタイランド
このイベントは、5つの地域と観光名所をぎゅっと紹介するように、それぞれの地域の魅力が伝わるように、花やオブジェを使用した写真スポットがありました。
イースタンビレッジ
「ラブイーツオールアラウンド(Love Ea(s)t All Around)」がテーマの東部ゾーンでは、ラヨーン県の隣になるチャンタンブリーの特産品であるセンチャンという麺を使用した、「センチャン・パットプー」というカニ入り幅細米麺炒めや、チョンブリーのお菓子で竹の中に黒豆ともち米をココナッツミルクで煮た「カオラーム」などがありました。東部はパタヤやシーフードが有名であることは知っていましたが、センチャンという麺があったり、バンコクでもよく見るカオラームがチョンブリーのお菓子だと知りませんでした
③セントラルビレッジ
「シンプルな幸福は中央地域で見つけられる」がテーマの中央部ゾーンでは、王族関係のブースが特に賑わっていました。そこでは、宮殿の職人学校に通う女性たちが綺麗な衣装を着て、カラフルで可愛い「ルークチュップ」や鳥の形をした団子のお菓子「ジープトゥアノック」などを作っているところが見られました。タイのお寺にあるような美しい装飾品の模様は、人の手で一つ一つ丁寧に作られていることを改めて知りました。また、タイ人は美術の才能が凄い人種なのではないかと思いました。
ほかにも、キャンプの気分を味わえるような大きな木のオブジェがあったり、その近くにコーヒーが飲めたりマッサージができるブースがあったりして、まったりとできるブースでした。
ノーザンビレッジ
北部ゾーンでは、様々なワークショップができる体験型のブースや、部屋の壁に北部の景色を映し出した写真映えのブースなどがありました。様々なワークショップのうち、チェンマイにある陶器手工芸村の「バーンムアンクン」の陶芸家が陶器作りの方法を教えてくれるワークショップがありました。陶器を作るときはろくろを使用しますが、今回のワークショップでは一般的な電動ろくろや手びねりろくろではなく、大きなゴマすり棒のようなものの先に平らな木の板が乗っており、そこの上で陶器をつくっていくやり方でした。片手だけで綺麗な器の形にするのは難しそうでしたが、さすがの陶芸家は簡単にやってのけていました。Jも小学校の時に手びねりろくろを体験したことがありますが、粘土を丁度良い柔らかさにしたり綺麗な器にしたりするのは案外難しかったので、綺麗な陶器に完成させられるのは職人だからこそできる匠の技だと思いました。
北部ゾーンはイベントの中心にあり、食べ物の屋代がメインステージの近くにあったので多くの人が食べ物を食べながら、ステージのショーを見ていました。特に気になったのが、あちこちでりんご飴のような形をした揚げ物を美味しそうに食べている人がいた食べ物でした。その食べ物を探してみると、それが売っているお店には多くのお客さんがいました。そのお店は、「ボーンネン」という北部のタイ風アメリカンドックでした。日本にあるような細長いアメリカンドックではなく、小さなソーセージが串にさしてあり、その周りにたっぷりと生地をつけて、油で揚げるということを2回繰り返すことで、まん丸で大きなアメリカンドックの形になっています。ボーンネンという名前には、ボーンが坊主頭、ネンが光り輝くという意味があり、日本語にするとそのように見えてしまいました。味としてはケチャップなどの味付けはしないので、生地そのものとソーセージの味でしたが、少し甘みが感じられたので、何も味付けしなくても食べられました。あまりバンコクで売っているのを見たことがないので、見つけた時は迷うことなく買って欲しい食べ物です。
⑤サザンビレッジ
「南の旅行:快適で、モダンで、安全で、標準化され、持続可能性のある環境に優しい体験」がテーマの南部ゾーンでは、たくさんの食べ物の屋台があり、ランチタイムはここのゾーンが一番人がいて大盛況でした。その中でもひときわ目立っていたのが「チャーチャック」というドリンクをメインに売っているお店でした。その名前のドリンクを初めて聞いて「お茶のチャーで、チャックはなんだ?」と、思い、威勢の良い接客をしているお店の人に聞いてみると「チャータイと同じ味だよ!」と、教えてくれました。同じなのになぜ呼び方が違うのかと思っていましたが、作り方が全く違っていました。一般的なドリンクの作り方ではなく、紅茶が入ったカップを上から高くもう一つ下にあるカップに注ぎいれたり、クルクル回りながら注ぎ入れたりするという作り方でした。紅茶がこぼれたり、飛んできたりするのではないかという不安があるほど、パフォーマンス力が高く、周りの驚きの声が凄かったです。
実際に飲んでみると、気のせいかもしれませんが、いつも飲んでいるチャータイよりも紅茶と練乳がしっかり混ざっていて、滑らかで飲みやすかったです。ドリンクは14種類で、ドリンクの容器を11種類ある色の中から選べて、パフォーマンスもしてくれて値段が40バーツだったので、人がひっきりなしに買いに来ていました。
ほかにも「マッサマン」などのカレーをベースにした料理や、ご飯と野菜、ハーブを一緒に食べる「カオヤム」など、南部で人気の料理もありました。
⑥イサーン・イズ・ラブ
「東北部の土地に恋する」というテーマのイサーンゾーンでは、他の地方の料理と比べてスパイシーなのが特徴で、エビやカニを魚の発酵調味料に漬けて大量のトウガラシを入れた「ラープヌア」などの辛い料理がたくさんありました。もちろん、定番のガイヤーンもありました。比較的イサーン料理はバンコクでもよく食べられているので、あまり初めて見る料理は少なかったです。ぶらぶらお店を見ていると、急に大音量で音楽が流れてきて、それと同時に、カラフルなお面と洋服をまとった人たちが登場してきました!その正体はルーイ県ダンサーイ市で毎年開催されている「ピーターコン祭り」に登場する精霊でした。カラフルで様々な模様が描かれている大きな仮面は、精霊が立っているだけでも迫力があるのに、音楽に合わせてそれぞれの精霊が好きなように踊っていると、ますます迫力が出て、見ている人を魅了させていました。結構長い間ダンスを踊っていたり、1日だけで3回以上も登場していたりしていたので、精霊も疲れるのではないかと思いましたが、そんな心配はご無用で、ずっと元気に踊っていました。「ピーターコン祭り」は、仏教説話をもとにした祭りで、収穫前の雨乞いや厄払いを目的としているので、カラフルな衣装をまとい、テンポよく踊り続けることで悪いものが飛んでいくのではなのかと思いました。一度は間近で見てみたいと思っていたので、見られてとても嬉しく、ずっと写真や動画を撮ってしまいました。
⑦メインセンター
巨大なスクリーンとステージがあるメインセンターでは、演劇学校による演奏と伝統舞踊がとても盛り上がっていて、見ごたえがありました。あまり生でタイの演奏を聴いたり、伝統舞踊を見ることがなかったので見られてとても嬉しかったです。「コーン」と呼ばれる仮面劇も披露されたりと、見ごたえのあるパフォーマンスでした。
今回で41回目になる「タイランド・ツーリスト・フェスティバル2023」では、タイのそれぞれの地域の魅力を発信するために、たくさんの食べ物と特産物が販売されており、パフォーマンスなどもあったりと、1日いても飽きることがないイベントでした。初日は平日だったのにも関わらず、多くの人で賑わっており、一瞬休日かな?と思うほどでした。伝えきれなかったイベントの魅力もあるので、ぜひ来年も開催されたら遊びに行ってみてください。
2023年8月20日 タイ自由ランド掲載
タイランド・ツーリスト・フェスティバル2023についてですね。タイ国政府観光庁が主催する「アメージング・タイランド・フェスト2023」が、2023年7月21日(金)、22日(土)、23日(日)の3日間、大阪・あべのキューズモールにおいて開催されるようです¹。他にも、名古屋市での「タイフェスティバル in 名古屋 2023」が、2023年6月17日(日)・18日(日)の2日間、エディオン久屋広場で開催されるようです²。また、「第20回 タイフェスティバル大阪 2023」が、2023年5月13日(土)・14日(日)に大阪・京橋駅前特設会場で開催されるようです³。以上の情報が参考になれば幸いです。
ソース: Bing との会話 2023/8/23
(1) 【大阪】7/21-23 アメージング・タイランド・フェ52スト2023大阪 | 【公式】タイ国政府観光庁. https://www.thailandtravel.or.jp/atf23osaka/.
(2) 「タイフェスティバル in 名古屋 2023」が6/17 (土)・18 (日)開催. https://www.thaich.net/news/20230315qa.htm.
(3) 「第20回 タイフェスティバル大阪 2023」が5月13日(土)・14日(日)開催 | タイランドハイパーリンクス:Thai Hyper. https://www.thaich.net/news/20230309fs.htm.
(4) 「タイフェス東京2023」はレジャーシート禁止!タイムテーブルも発表 | タイランドハイパーリンクス:Thai Hyper. https://www.thaich.net/news/20230508ey.htm.