人手不足が深刻でも大卒の半分は就職しない?ITは3年経験で給料6万バーツ
タイの求人状況では、タイの少子化や高齢化、そして、EEC(タイ東部経済回廊)などへの企業の増加などにより、人手不足が言われているが、ネットの求人サイトJobsDB.comの幹部によると、不足している人材では、IT、技術者、経理、デジタル関連などで、デジタルでは全体で4800人ほどの募集があるが、それに応募しているのは700人ほどしかいない。
また、英語力があると、チャンスが広がるとしており、同じ職種でも英語ができる人はできない人の給料30%増しとなっており、スキルとして英語を身に着けておくことが高給につながる。
また、経営者が欲しい人材については「言ったことをのみこめる」「英語ができる」「学んできたことと合致する」「仕事への前向きな姿勢、発展」「チームで仕事ができる」などを上げている。
一方、労働局などによると、タイの大学の新卒者は1年で30万人ほどいるが、仕事に就いていない人は半分にものぼるとしており、理由については「自分が見込む給料に対して低すぎる」「自分のやりたい仕事ではない」「まだ仕事に就きたくない」「続けて勉強したい」などで、人手不足の中でも積極的に仕事に就かないタイ人も多いということになる。
あるIT系の日本人社長によると、IT関連の人材探しは年々、難しくなっており、新卒では今は3万バーツから、というのも普通。会社でスキルを身に付ければ1年で1万バーツほどの昇給で、3年後には、6万バーツほどの人材となり、その給料を出せなければ、ライバル会社に移ってしまう、となげいている。
2018年7月5日 タイ自由ランド掲載
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ディスカッション
コメント一覧
タイは新卒ということで優遇されるわけではありません。会社への愛着はなく、20代で転職4-5回というのは珍しいことではありません。
就職浪人という概念は極めて日本的な考えです。
卒業しても就職しないと新卒扱いではなくなるような気がするのですが、タイではそもそも新卒とかいうイメージもあまりないのでしょうか。就職浪人みたいな形で不利にならないのでしょうね。