ロングステイ者は突然の病気治療を考えておく

ロングステイする日本人が、病院に入って治療費の高額請求をされたと、友人2人がタイ自由ランド編集部にやって来た。

訴える先は編集部ではないはずだが、話を聞いてみると、1ヵ月間で275万バーツにのぼるという。スゴイ額だ。

70歳と高齢だが、入院する前は友人2人と、ソイ26の多緒で酒を飲んでいて、普通に生活していたという。その後、足がかゆくなり、痛みも伴ったため、病院に行き、そのまま入院し手術したという。

ちょうどエボラ出血熱のニュースが世界をかけめぐっている最中だったので、命にかかわる、と手術をして、何とか助かったと考えれば、安いものなのかも知れない。

しかし、すべて完治したわけではなく、日本に移動して引き続き治療するということになり、ベッドで寝ているままの移送になるという。そうなると付き添いの人や、飛行機費用など100万バーツは飛んでいくかも知れない。

タイの病院では、手術する際は、その費用がちゃんとあるかどうか確認してから作業に入るので、おそらくは、その確認も取れているだろうし、本人のサインもあるのだろう。

タイに10年も滞在していた人だから、そのあたりの状況はわかっているだろう。

治療費が高額かどうかというのは、まず治療費を見積もってもらい、その費用を払えないなら、もっと安い病院に移るのがよいのだろう。

スクムビットでは、クルアイ・ナムタイ病院やスクムビット病院、カミリアン病院などもある。

あるいは手術とわかった時点で、さっさと日本に一時帰国するのが得策だろう。日本でなら保険は使えるし、タイでの何分の一かの治療費で済むはずだ。

そのほか、タイでの医療保険に入っておく、というのはあるが、70歳まで、というのが一般的で、それを越えると入るのが難しい。

病院に行って即入院、その日に手術、となればそういった判断をするヒマもないが、高齢者の人はそういうことが自分にも起こりうるとして、タイでどのように対処するのかを想定しておくことも必要だろう。

 

2017年12月5日 タイ自由ランド改訂版

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