あぱまん情報2020年3月5日掲載

左から、城戸さん、津村さん、溝口さん、クマーラさん、山口さん
2016年4月新設の名城大学外国語学部

2020年3月国際専門研修実施 

名城大学の外国語学部のアーナンダ・クマーラ学部長一行が、2020年2月7日にTWYオフィスセンターを訪れた。今回の訪問は、3月6日開催のバンコクでの国際専門研修の準備の一貫である。外国語学部生約18名がタイの企業、工場を訪問し、大学OBであるタイ名城会と交流を行う。そこで、タイ名城会会長である山口会長に協力依頼した。
 

訪問したのは、クマーラ学部長に、東大大学院で東南アジア研究を行ってきた津村外国語学部教授、名城大学校友会の溝口副会長、そして、タイで30年活躍されたあぱまん情報TWY社代表山口社長とバンコク大学に留学中の城戸インターン生(創大)が出迎えた。

クマーラ学部長は、スリランカ国立ケラニヤ大学卒業後、東京工業大学で工学博士号を取得、国連研究員として勤務、2016年4月新設の「外国語学部」の初代学部長に就任している。

体験重視型学習を展開する外国語学部 

外国語学部は、名城大学のナゴヤドーム前キャンパスにある。同学部は、4年次までにTOEIC900等を目標に、体験重視型学習を通じて、グローバル社会で活躍できる英語力、国際理解、実践力を身につけることを目指す。そして希望者全員対象のセメスター留学制度も導入している。
 

セメスター留学は、2年次に実施され、留学先の授業料は全額大学負担、成績優秀者には、渡航費、居住費をフルサポートするという。

 


 

 

伊勢丹の交差点にあるエラワンの祠(ほこら)

タイで最も祠があるのはエラワン周辺 

本日のテーマはドライバーさんと祠について。祠と言えば、バンコク・伊勢丹のラチャプラソン交差点にあるエラワンの祠が有名である。エラワンの祠は、プラ・プローム、エラワン・プームやエラワン廟とも呼ばれ、ヒンドゥー教の神ブラフマーを祀っている。どんな願いも叶えてくれる神として、タイ人を始め観光客も多く訪れる有名パワースポットだ。この周辺には祠が5つほどあり、タイで最も祠があるといわれている場所でもある。
運転中ハンドルから手を放し合掌するドライバー
 

この周辺に行くと、会社のドライバーさんは、祠に向かって手を合わせるのだ。「おいおい、運転中だろ!!」「手を離すなよ。」とびっくりして思うが、手を放して祠の方向に向かって頭を下げているのだ。手を離した時に余計な事を言うと、かえって危ないかもしれないので、こちらは無口になってしまう。
 

バンコクでタクシーなどに乗ると、あちこちに祠があるので、そこを通るたびにドライバーさんはハンドルから手を放して合掌する。「おいおいおい、危ないよ」。
 

この手を離す、というところが日本人にはびっくりするところだ。日本では、教習所で習っている通り、運転中はハンドルから絶対手を離さないことが基本である。

手を離すなと怒鳴る日本人 

そういう時に「おい!お前何しているんだ。ハンドルから手を放したら危ないだろう。」と後ろから怒鳴ったりする日本人がよくいる。また、酷いのになると、ドライバーのシートを後ろから蹴っ飛ばしている日本人もいた。
 

しかしながら、そういう乱暴なことはしないで、ひたすら、静かに、「運転手は君だ。命を預けているのだから、気をつけてくれ。」と心に願いながら、無事、その祠のあるところを安全に通り過ぎたい。
タイは祠があったら手を合わす文化
 

日本では祠があったら手を放しても良いという教習所はない。祠があっても運転中には、絶対そのようなことはしないであろう。
 

しかし、タイの文化は違う。タイ人はみんな、「ラッキーに生きていきたい。」「安全に生きていきたい。」「幸せに生きていきたい。」と思う。これは世界共通であろうが、タイでは「祠があったら、手を合わせた方が、自分のプラスアルファーがあるよ。」という教えがあるので、せっせと、祠があれば手を合わせるのだ。
タイの文化を受け入れ、自己防衛のためのシートベルト着用が大切
 

そうはいっても、危険なことは危険である。日本人としてはどうしたら良いだろうか。
 

一つには、お祈りをしている間は話しかけないことだ。下手に注意して事故になったら困る。二つ目は、会社の車やタクシーに乗ったら、自己防衛のためにしっかりとシートベルトを締めることであろう。
 

タイの文化を受け入れて、無事通りすぎてくれるのを祈りましょう。

2020年3月5日 タイ自由ランド掲載