2023年は中国からの観光客に期待!EECへの企業誘致を促進

コロナの規制から開放され、国の行き来がようやくできるようになり、タイへは日本からも、より自由に行き来が出来るようになっている。
3年近く国の行き来が出来なくて、今年はタイにとってどんな年になるのだろうか?
バンコクの中心、例えばBTSプロンポン駅周辺は欧米人が普通にマスクをしないで歩いている。アジア系ではいろんな国の言語が飛び交い、中国系の人たちはゼロコロナでタイには来られないから、シンガポールや台湾、香港からの人たちだろうか。中国人に代わり、インド人が大挙してやってきており、よく見かける。コロナ前のように中国人が押し寄せるのは中国国内のコロナの状況が収まる4~5月以降だろうか?
一方で、タイでは外国企業の投資を促しているプロジェクト「東部経済回廊(EEC)があり、チョンブリー、チャチェンサオ、ラヨーンの東部各県に誘致するもので、街でいえばパタヤやシラチャーを中心とした地域といえる。バンコクからパタヤに車で行くとわかるが、確かに未開発の地域、遊休地が多く、今後の開発が期待できる。その中心となるのが、バンコクからパタヤを1時間以内で結ぶ高速鉄道だ。これが出来れば車では1時間半ほどかかっているのが大幅に短縮される。そのインフラ整備を任されているのが、タイ最大の企業 「CPグループ」だから、タイでは今までよくあった「計画途中で頓挫する」ということはあり得ない。ほぼみなが3~4年先には出来上がると考えている。
一方、バンコク都内のインフラについては、もう十分だろう、という感じで次々出来上がっているが、まもなくオープンのピンクライン「ケーラーイ~ミンブリー」、イエローライン「ラプラオ~サムローン」は環状線として非常に便利な路線となる。今までスクムビットやシーロムが中心だった街が一気に郊外に広がるイメージだ。
インフラでいうと、まだ路線網は完成ではなく、現在工事中のオレンジライン、そして計画中のブラウンライン、グレーラインなどの完成で一通り終わりだろうか。
あと、街中の大プロジェクトでは、工事中のワンバンコクやバンコクモール、フォレスティアーズなどが上げられるが、バンコクーパタヤの高速鉄道とセットになっているCPグループの「マッカサン開発」も今か今かと待たれるプロジェクトで、これが完成するのは3~4年先あたりか!
世界的なインフレでタイでもインフレの状態で、物価が上がっていて、タイ人の最低賃金も徐々に上がっている。そんななか、タイでは外国人の誘致の1つとして「50歳以上の人が80万バーツの預金をしていると1年のビザを出す」というリタイヤメントビザがあり、以前はこれを取得する日本人が多かったが、コロナで来られなくなり、途切れてしまった人も多く、再び取得しようと思わない人も多いようで、この制度も曲がり角に来ているようだ。タイは日本と同じように高齢化が徐々に進んでいて、日本のあとを追うように高齢化社会に突入する。そこで注目されるのがタイの地方だが、物価が安くて素朴な地方を活性化させる動きは、これも日本と似ていて今後、地方パワーが出てくることが期待される。
そうなると、日本の若い人でも1年ビザで来られるようになればよいが、今では外国人の若い人向けには、労働許可証などとともに取るBビザや、語学学校などのEDビザ、50万バーツで5年のビザを買えるタイエリートビザなどがあり、これが今後広がることも期待される。

2023年1月5日 タイ自由ランド掲載

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