3空港間の路線整備とマッカサン開発で、民間企業の選定へ
タイ政府主導のタイ東部特区経済回廊発展方針委員会(EEC)の根幹の事業で、急ぎでの建設が求められる3空港間の鉄道敷設については、今年中には入札で民間企業を選出したいとしている。
この事業はドンムアン空港‐スワンナプーム空港‐ウタパオ空港を結ぶ路線で、パヤタイ‐スワンナプーム空港はすでにエアポートレイルリンクがあり、その延長としてパヤタイ‐ドンムアン空港を建設し、さらに、スワンナプーム空港~ウタパオ空港までに時速250㎞の高速鉄道を建設し、5駅を設けるというもの。その駅はチャチェンサオ、チョンブリー、シラチャー、パタヤ、そしてウタパオ空港から最終的にラヨーンまで延びるとしている。
ウタパオ空港からバンコクまでを45分で結び、2時間以上かかる車よりも断然早いのが特徴で、例えば、パタヤ‐マッカサンは運賃270バーツほどを検討している。この3空港にまたがる高速鉄道事業には、バンコク最大の開発といわれるマッカサン駅周辺の開発、そしてシラチャー駅周辺100ライの開発もセットになっている。
ただ、EECでは、これまでのエアポートレイルリンクの赤字分17億8500万バーツや毎年の赤字、2017年は2億8000万バーツ、そのほか、建設に伴った借入金など330億バーツなども抱き合わせとなる、としている。そのあたりは交渉となるが、EEC側はすべて合わせた事業規模は7000億バーツとなり、最初の50年でも4000億バーツで、投資にかかるのは2000億バーツほどだから、十分にメリットはある、としている。
2018年3月20日 タイ自由ランド掲載
->タイのニュース
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ウタパオ空港からバンコクまでを45分というのは、すごい計画ですが本当に完成したら、ラヨーンはタイ有数の都市に発展しそうです。すでに新しい住宅が、急ピッチで建設されています。