今年は中国人を1200万人誘致!

タイでは観光業が大きな収入源だが、特に中国人は1年で1100万人にものぼり、20%増で200万人超えのインド人を大きく引き離して、断突の観光客数となっている。

タイ観光庁では、2020年も中国から1200万人の観光客を目ざしており、そのために何をやるべきか!を列挙している。

まず、「ランディングフィーを減らす」。これはタイへの空港でかかる料金で、その費用を減らすべく、タイ空港公団と交渉中だ。

次にウタパオ空港の利用増大へ。空港ターミナルビルも整備され、直接、パタヤに向かう中国人観光客にとって、好都合の空港となっている。

続いて、中国人向けのビザについては、1回のビザ申請で、何度でも出入りできるマルティプルエントリービザをタイ外務省は検討中。

続いて、アライバルビザの優遇は2020年4月で切れるため、それを延長するかどうかを入国管理局で検討中。

そのほか、リピーターや個人旅行が相対的に増えているなかでも、タイが初めての人や、中国語でないと不安、安全を心配する人などにとって、中国人のグループツアーの受け入れは相変わらず重要で、タイ国内で観光バスやガイドの用意を十分に行う必要がある、としている。

バーツ高で割安感がなくなりつつあるタイだが、アジアの周辺国、日本などでも、いかにして中国人観光客を誘致するかを模索しており、タイでも以上のような項目をクリアして、1200万人突破を目ざすことになる。

2020年1月5日 タイ自由ランド掲載