チャランサニットウォン通り沿いの物件
タイでは冷え込んでいた不動産販売が、新型コロナウイルスでさらに落ち込んでいるが、そのあいだに路線の整備が着々と進み、今ではブルーラインの環状線ができ、タオプーン駅からタープラ駅の間のトンブリー側も注目されていて、特に路線が走るチャランサニットウォン通り沿いの駅周辺では、以前からディベロッパーがコンドミニアム建設を進めていて、ここ1~2年でも新規に開発する大手も多い。
タイの不動産コンサルティング会社によると、売り出した物件で1㎡当たり10万バーツほどのものは苦戦しており、平均40%の販売にとどまり、中には20%に届かないところもあり、一度、販売を中止し、状況がよくなれば再販売するところもあるという。
需要とのミスマッチが起きており、チャオプラヤー川超えのチャランサニットウォン通りでは下町の雰囲気が残り、都心から郊外にはずれているため、実際に住む人が買うケースがほとんどで、投資目的や貸し出すために買う人はあまりいないという。
そのため、実際に住む人の需要では、1㎡当たり7~8万バーツと見られており、大手の業者でストックがあるところは、例えば、大手AP社のライフピンクラオは、以前の11~12万バーツを8~9万バーツへ下げ、1ベッドの30㎡で269万バーツで販売している。
昨年末に売り出したアナンダー社のアイディオ・チャラン70リバービューは、1㎡当たり75000バーツほどで、すでに90%を売り切っている。
同じくスパライ社もスパライシティリゾートを今年初めから139万バーツからで販売しており、どこも今では1㎡当たり7~9万バーツほどで売りさばくのが主流となっている。
2020年4月5日 タイ自由ランド掲載