【なつかしい記事】わんちゃんやねこちゃんの帰国のための狂犬病抗体検査

こんにちは。インターナショナルプロフェッショナルグルーマーのモナです。

今回は、家族であるわんちゃんやねこちゃんと一緒に日本に帰国するために重要な「狂犬病抗体検査」についてのお話です。

まず、何よりも重要なことは、狂犬病ではないことを証明することです。

急なご帰国の辞令で慌てるお客様に多く見られるのが、狂犬病ワクチンのタイミングを間違っていたり、抗体検査に間違いがあるにもかかわらず、「うちの子が狂犬病であるはずないのでなんとかなりませんか?」というご相談です。残念ながら答えは、「日本国の決まりなので180日間の係留対象となってしまいます。」

もし、人間が狂犬病の動物に咬まれる、または粘膜にウイルスが付いてしまったらどうなるのか? それは、ほぼ100%の確率で死亡すると言われています。哺乳類であれば動物同士でも同じです。しかもこの病気が発症しますと、中枢神経が侵されますので、全身が痺れ、発熱が続き呼吸困難の末、死亡するという怖い伝染病なのです。そこで日本政府は2005年にさらに動物の輸入検疫制度を改正し、日々厳しく管理しています。

トウィンクルでは、この狂犬病抗体検査の代行をおこなっております。オーナー様に代わって、書類作成から血清送付の許可(許可なく血清を国外に持ち出す、または持ち込む行為は違法です)血清送付まで一貫して代行しております。オーナー様は抗体検査の結果を待つだけで大丈夫です。5年以上の実績がありますのでご帰国の際にも問題なくこの証明書が使えます。

ところが、他の病院で抗体検査をしてもらったり、オーナー様ご自身で手続きされた場合、ご帰国の際に問題が発覚することがあります。

私が対応しました事例ではと、お客様による書類作成ミス、獣医師による記入ミス、不合格値の通知ミスなどです。

お客様は狂犬病抗体検査を行ったことで安心されているようですが、いざご帰国が決まりトウィンクルで帰国サービス代行のみのご利用のとき、ミスが見つかれば、獣医師にそのミスをみとめてもらい、修正していただくのは結構大変です。

日本の獣医師と違い、バンコクの獣医師はミス修正に快諾してくれません。

獣医師A「オーナー様の知識不足がいけなかったのでしょう」

獣医師B「私の仕事は血清をとることであり、日本へ帰すことではありません」

獣医師C「書けと言われた箇所に書いたまでです」

また、修正のためのサインをもらいにいく約束をしてもいらっしゃらなかったりという具合です。確かに先生方のおっしゃることはよくわかりますが、小さなミスであっても日本の検疫は見逃しません。これから狂犬病抗体検査をお考えのオーナー様は、是非トウィンクルでのお申し込みをお待ちしております。

2016年11月20日 タイ自由ランド掲載

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