【なつかしい記事】タイでロングステイする大角さん

以前に本紙で紹介したタイでロングステイの大角さん(77)。そのころはスパンブリー県で悠々自適の農業生活を送っていた。自分で採ったきゅうりやなす、マンゴー、パパイヤ、チョンプーなどを食べて過ごしていたが、パートナーのタイ人と分かれることになり、今はBTSバンナー駅近くのコンドミニアムで1人で暮らしている。

朝6時ごろ起き、2日に1回は、歩いてチャオプラヤー川まで行き、川を渡って、プラプラデーンで散歩を楽しんでいる。澄んだ空気の中で、川沿いに遊歩道なども整備され、木々で影になるため直射日光もあたらず、快適に歩けるという。周回で10㎞ほどにはなるという。

また、食事は自分で作ることが多いが、たまにはサムットプラカーンの市場まで朝6時ごろにバイクで行き、そこで新鮮なカツオ、ハマチ、ヒラメ、サヨリ、キス、アジなどを仕入れて持ち帰り、刺身にして食べるのも楽しみ。他にタイなどもあるが、日本のようにピンク色ではなく、白い色をしていて味も少し違うという。

大角さんは52歳の時に大手の繊維メーカーの駐在員としてタイに赴任し、そのままタイで定年をむかえ、地元のローカル企業で8年ほど働いたのちは、年金で悠々自適の生活を送っている。当時は為替レートもよく、もらった年金は軽く80万バーツに達していたが、今は目減りし、さらに毎年、徐々に年金額も減ってきて、60万バーツほどにしかならず、それでは1年のロングステイビザが更新できないため、不足分の20万バーツは預金をしてビザ更新をしている。

話し言葉から、関西風の感じがして筆者が「関西の方の人ですか」と問うと、「京都です」というので筆者も「私も京都です。ところで京都のどこですか」と聞いてみると、「太秦」と言うので、「え~、じゃ太秦小学校ですか」と聞くと「そう、太秦小学校蜂カ岡中学でした」というので、奇遇にも同じ学校出身でビックリ。さらに聞くと、まだ自分の家はそこに残していて、もし病気にでもなれば、そこに帰るつもり、というので「どのあたりですか」と聞くと「京福の常盤と帷子ノ辻の間あたり」というので、さらに話がはずみ、筆者が住んでいた一ノ井町や自然幼稚園なども知っていて、とっても懐かしかった。

とりあえず今は、病気とは無縁で、バイクで買い出しに出かけ、弟が住むブラジルへも今年の五輪の期間中、行くかどうか検討中とのこと。「6月~9月まではビザなしで行けるんでね」といい、気候のよいタイでまだまだこれからも生活していくつもりのようだ。

(M)

2016年2月20日 タイ自由ランド掲載

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