【なつかしい記事】BTSプロンポン駅周辺に高層の賃貸オフィスが次々出現

スクムビット界隈でオフィス街といえば「アソーク」ですが、最近はBTSプロンポン駅にもオフィススペースが増えています。

昨年オープンした駅直結のエムクオーティエに併設した45階建ての高層オフィス「ピラットタワー(Bhiraj Tower)」はまさに駅中オフィスの様相。さらにそこから3分ほどの大通り沿いに21階建ての高層インテリジェントオフィスビル「メトロポリス」がまもなくオープン予定です。

このメトロポリスは、アソークのインターチェンジタワーや、ソイ31入口のフェニックスタワーなどを運営する、インド系タイ人のFICO社が手がけるプロジェクトで、「バンコクで最もラグジュアリーなオフィス」をコンセプトとしています。

外観は1927年のドイツの映画「メトロポリス」をモチーフにした、レトロとモダンを融合したデザインで、建物内のロビーの天井の高さは10㍍で床は大理石。また、各オフィスの天井の高さも3㍍30センチというつくりになっており、夜などにライトアップされた姿は、確かにとってもレトロなお屋敷のような感じです。

1、3階は店舗テナントなどが入居予定で、オフィススペースは9階~21階まで。昨年の11月から予約を受け付けており、1階は1㎡当たり3000バーツ、3階は2000~2500バーツ。

9~21階のオフィススペースは、フロアをすべて使用する場合は1㎡当たり850バーツ。

100㎡以上の賃貸で875バーツ、100㎡までの賃貸で900バーツとなっており、新規の都心の高層オフィスとしては「それほど高くない」というイメージでしょうか。

一方、エムクオーティエのピラットタワーは現在も空きスペースの募集をしており、1㎡当たり900~950バーツ。

バンコクの日系不動産によると、アソーク周辺のオフィスの平米単価は600~750バーツほどですが、駅直結の場合、1㎡当たり1100~1200バーツのところもあるといい、駅直結でショッピングモール併設などの条件を考えた場合、ピラットタワーは、意外と手ごろな物件といいます。

起業準備中の人やフリーランスの人向けに、会社設立・不動産紹介等の各種サービスを行う日系企業「Ligare(リガーレ)」は、同ビル19階に入居しており、オフィスの一部を、自由に使えるビジネスラウンジとして顧客向けに無償で提供しています。自動車を持たず、BTSを移動手段としている人にはとても便利な場所だそうで、特に起業準備中の人などはあちこち移動するのに大変便利といいます。

同じ階には、日系企業をはじめ、タイのデザイン製作会社なども(
入居しており、特にタイ人にとっては、最新の高層ビルで働けることはひとつのステイタスでもあるようで、リガーレでも、今後はタイ人客もターゲットにしていきたいと語ります。

併設のエムクオーティエの地下にあるフードコートは、若干値段が高く、クイティアオで1杯80バーツほど。そのため、オフィスで働くタイ人は、ソイ26入口周辺やソイ33辺りの屋台まで行って食事をとる人が多いようです。

以前は、オフィス勤めのタイ人も、エムクオーティエ内にある社員食堂に出入りができたそうで、そこでは1皿30バーツほどで食事ができましたが、使用者が急激に増えたために、使用ができなくなってしまいました。

最近は、開発の進むラマ9世エリアにシーロムから移転するというタイ企業も増えているようで、以前はオフィス勤めのタイ人の中ではシーロムで働くことが一番のステイタスでしたが、高層オフィスビルの開発により、そういったタイ人の認識も変わりつつあるようです。

なお、メトロポリスの問い合わせは℡089-008-8484まで。

 

2016年1月20日 タイ自由ランド掲載

★★ 関連リンク ★★

->「メトロポリス」のホームページ

->「ピラットタワー(Bhiraj Tower)」のホームページ

-> 賃貸オフィス仲介