PCサポートタイランドのコラム第272回は停電対策について

UPSは1年ほどで交換を

こんにちは。PCサポートタイランド吉田です。コラム第272回のテーマは「停電対策について」です。

雨季に入りました。雨が降ると停電が多く発生しますので、その前にUPS等のチェックが必要です。

タイは電圧も安定していないので、電源アダプターが壊れることが多々あります。電源は直接コンセントに挿すのではなく、オンオフのスイッチのついたテーブルタップに接続し、使用していないときはスイッチをオフにすることをお薦めします。また、停電が起こった際には、停電後の過電流にも注意が必要です。

日本から持ってきたノートPCのアダプターなどは変圧部分は対応していても、その先のコンセントに挿す部分が対応していないことが多いので注意して下さい。

デスクトップPCやサーバー、ネットワーク機器をお使いの場合には、UPSを設置することをお薦めします。

UPSの中身はバッテリーですので1年毎ぐらいにチェックをして買い替えをする必要があります。ちなみに、通常のタイの気温(室温30度前後)で無停電装置を使った場合は、1年でバッテリーが劣化します。(室温25度だと約2年)ですので、定期的にチェックをする必要があります。

UPSをつけているだけで、実際にバッテリーが消耗していた場合、本当に使いたい時に起動しないので、お気をつけ下さい。

また、雷対策には「Surge Protection」と書かれたもの、過電流対策には、「OverLoad Protection」と書かれたテーブルタップを購入することをおすすめします。

普段使わない電化製品やPCは、コンセントから抜いておいてください。

通常は、コンドミニアムなどに補助電源がついています。しかし、補助電源が何度も起動すると瞬間停電が何度も起こります。モデムルーターや最近のテレビには、コンピュータが組み込まれておりますので、再起動が何度も起こると故障の原因となりますのでご注意下さい。

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執筆者:吉田修司(よしだしゅうじ)
情報工学修士。教職免許所持。日本ではシステムエンジニアとして、携帯電話会社大手の運用系システム構築に従事。タイ語、英語、日本語の3ヵ国語を使いこなす。現在は、コンピュータの仕事のほか、日本のテレビシステム及び英語学校の代理店、家庭教師などを行う。

 

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2023年4月20日 タイ自由ランド掲載

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