完成まであと2年かかる? 工事中のミンブリー~タイ文化センターのオレンジライン
さて、工事中の2路線のモノレールと合わせて、もう1つ、建設中の路線がオレンジライン。今の地下鉄・タイ文化センター駅からミンブリーまでの22.5㎞が建設中で、そのうち、10駅が地下鉄、7駅が高架のため、道路上での建設中の状況はあまり目立たない。
しかし、通っている場所は、先の2路線が環状に回る路線とすると、こちらは重要な通りを横断するといった感じ。特にメインはラムカムヘン通りを通るので、その周辺に住む人にとっては便利になる。
工事の進捗は95%以上で、ほぼ完成に近づいている状況だが、この手の地下鉄路線は、これからが長い。今までもバンコクで工事はほぼ終わっているのに2年ほどかかっていた。2023年中に完成としているが、果たしてどうなるか。あと2年のちぐらいが目安か。
建設中のモノレール、イエローラインとピンクラインで乗り換えができる。
詳しく見てみると、タイ文化センターではまず、今の地下鉄と乗り換えできる。ラマ9世通りに入り、続いてラムカムヘン通りへと続き、ラムサーリーでイエローラインと乗り換えでき、そのあと、サムマコン駅より高架となり、ミンブリー駅でピンクラインと乗り換えできる。
さらに、西側のタイ文化センター~バンクンノンは現在、民間業者を選定している段階だが、建設することは決まっており、全長13.4㎞で、すべて地下鉄での建設が決まっている。
カオサン近く通る路線
オレンジラインの西側については、今の地下鉄のタイ文化センターから、ディンデーン、ランナム、ラチャプラロップを通り、このあたりは格安のアパートがあり、以前から現地型の日本人が多く住んでいる場所。
そしてペッブリー通りに入り、プラトゥーナム界隈を通り、民主記念塔周辺を通る。ここでは有名になったカオサン通りの近くを通る。続いてチャオプラヤー川をまたぎ、バンクンノンまですべて地下鉄となる。まだ着工していないが、メドとしては2027年中の完成としており、目安は5年ほどをかけて工事、ということになる。
日本人が多く住むスクムビットなどとは離れているが、都心を横断する楽しい路線となりそう。
2020年9月20日 タイ自由ランド掲載