新規コンドミニアムの販売止まる、大手はストックの販売を優先

コロナ禍での不動産市場、特に都心の新規のコンドミニアム市場は停滞を余儀なくされ、大手ディベロッパーは新規のプロジェクトよりも、建設済みや現在建設中の物件の販売を優先しており、ストックを売り切ることに力を入れている。
 

不動産コンサルティングなどの CBREによると、大手は現在、ストックのある物件の販売を優先しており、5~40%の値引きをしているところもあるという。
 

サトン、ルンピニ、スクンビット、ラマ4世で現在、建設中の物件を含めてストックは12000ユニットあるとしており、スクンビットに限るとストックは全体で4000ユニットあり、購入者は現在、建設中のものより、完成した物件を選ぶ傾向にあるという。これは大手であっても完成に至らないケースを憂慮したものだ。
 

また、ラグジュアリーコンドミニアムの新規は、ほぼ出てきておらず、1㎡当たり15万バーツ以下の物件がほとんど。
 

そのほか、購入層では、自分で住むために買う人は以前と同じ60%だが、投資目的の人は34%から16%に減り、一方でセカンドハウスとして買う人の割合が以前の6%が25%に増えている。
 

大手ディベロッパーのメジャーディベロップメント社によると、ソイ23のミューニック・スクムビット23は70%売り切ったとしており、、そのうち25%は外国人で、特に香港からが多いという。
 

現在、譲渡の段階だが、外国人は入国できずに止まってる状態。この物件は36階建てで、1㎡当たり25~30万バーツほどだが、現在、プロモーションで1㎡当たり22万バージョンほどとなっており、業者の販売では35㎡の部屋で735万バーツなどとなっている。

 

2020年9月20日 タイ自由ランド掲載