国境のココンが隠れ人気?日系工場も移設を検討

リゾート地としても注目されるタイーカンボジアの国境地区で、ココン(コン島)では、特別経済区域に工場が現在、7つあるが、さらに今年は3工場が増える見込みで、タイ人でココンに工場を移すことを検討している企業もある。

カンボジアの地元紙によると、この経済区域を開発したのはリーヨンパット氏で、カンボジアの中では5大ビジネスマンのうちの1人といわれる。両親はタイのトラート出身で、中華系。その後、ココンに移り住み、リーヨンパット氏はカジノなどをつくり、また2100ライに及ぶ特別経済区域もつくった。

11年前は1工場しかなく、ATMも銀行もなかったが今ではすべてが揃い、「電気代が安く、水がきれい。タイへの輸送が便利」と話す。トラートのクローンヤイの国境までは2㎞の近さだ。

そのため、工場建設を検討するタイの企業なども多く、現在入居しているのは、ヒュンダイの部品工場、タイのトヨタの部品工場、タイのミツビシの電気製品関連の部品工場、日本とアメリカに輸出するスポーツ関連の工場などとなっており、7工場でカンボジア人を9000人雇っている。

近くには人材研修センターがあり、豊富な労働力もあるとしている。

また今年、新たに入居するのは、服の製造工場、飲料水の製造工場などで、カンボジアとタイの両方で販売できるのが強みという。

 

2017年4月20日 タイ自由ランド掲載

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