不動産関連も中国企業がタイへ!過去3年で700億バーツ投資

最近は中国のタイへの進出が加速しているが、コンドミニアムなどの開発関連でも、タイ側と組み、タイへの進出が急増している。

タイの不動産コンサルティング会社によると、この手の投資で、ここ3年の間に中国は700億バーツを投資しており、そのうちコンドミニアムは70%、ホテルは30%。

最近は、日本の大手ディベロッパーもタイ側と組んで進出が加速しているが、現在の投資規模は、日本と同じ年間合わせて200~300億バーツほどにのぼる。

中国の大手カントリーガーデングループは、タイのタイファクトリー・ディベロップメント(TFD)と組んで、事業費68億バーツでバンコクでのコンドミニアムの開発を行い、また、ジョンティエン・コンストラクショングループは、タイのJSPプロパティーと組み、事業費100億バーツでパタヤで開発を行っている。

中国系がタイに照準を定めているのは、ここ数年の中国でのコンドミニアム開発などの規制などで、アセアンにも目を向け出して来たこと、また、中国人のタイへの旅行が人気なのも、中国人のコンドー購入へとつながっている。

1部屋は中国の大都市で購入するよりも安い1000万バーツ以下のものが中心だ。

しかし、タイ側のディベロッパーは、中国よりも日本と組むのを好んでおり、それは、デザインが革新的で最新のテクノロジーを駆使したものを提供できることであったり、中国が好む大きな部屋で2ベッドのものは、現在のタイの需要に合わないなど。

また、中国のプロジェクトは事業規模が60~70億バーツで、10~20ライのものの条件が多く、路線近くでこの規模の物件を探すのは難しいなどで、タイ側は敬遠する傾向にある。

しかし、最近は中国側もコンパクトなコンドミニアムへの投資に切り替えており、今後はさらに、中国企業がタイ側と組んでのコンドミニアム開発が進むものと見られる。

 

2017年9月20日 タイ自由ランド掲載

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