タイへの入国は10月に14便、14日間の隔離解除を待つ!

BOIからの招聘状

タイ政府は外国人の旅行者について最大270日まで滞在できるビザを許可しました。スペシャルツーリストビザで、入国して90日のスタンプが押され、引き続き90日を2回更新できます。手数料は1回2000バーツとなります。
 

しかし、入国に際しては健康診断書の提出、保険の加入、14日間の隔離施設の予約、その後のホテルやコンドミニアムの場所の書類などの提出を求められます。航空券を含めて、入って来るだけで10万バーツ以上はかかります。さらにその上で、タイで優雅にお金を使ってもらう、というのがタイ側の主旨で、ターゲットは富裕層であり、1人当たりの出費は90万バーツほどを予想していて、1回の旅行で10万バーツまでで抑えようという人たち向けではありません。いわゆる、冬を迎える欧米から、ハイシーズンのタイへバカンスに長期滞在しにやって来る人たちを想定しています。
 

ところで、今のところ、日本からの渡航は大幅に制限されていて、10月は全部で14便しかなく、タイ航空9便、全日空3便、日本航空2便。優先的に来れるのは、労働許可証を持っている人、就労ビザを申請してタイの労働局からトートー3を発行してもらった人 、BOIの招聘状があって日本で就労ビザを取った人、タイ人と結婚している人、永住権のある人、学校の入学許可のある人などですが、14日間の隔離などで費用がかかるため、来れる権利はあるが、それが解除されるのを待っている人も多いでしょう。
 

また、経済の活性化のためには外国人の事業家の来タイも必要ですが、タイに投資している会社の社長や技術者などで短期で来て、指示等を出したい場合などの入国を要望していますが、実現していません。
 

一方で、タイでの映画撮影や、イベント、催し物の出展、病気の治療、エリートカード保持者の入国なども許可されているようで、こちらも14日の隔離が基本でしょう。
 

ところで、スペシャルツーリストビザの概要を見ても、タイに直行便で来て、各リゾートへの直行便で、それも1ヵ月タイ全体で1200人ほどを想定、というから、この枠に日本人が入るというのも難しそうです。そもそも、そのような、例えばプーケットへの直行便を大量に人を乗せて、というようなことを日本からはできないでしょう。

2020年10月5日 タイ自由ランド掲載