「トンローペットホスピタル」は本院が、ラマ9に移転オープンしました
1994年にトンローで開業した「トンローペットホスピタル」は、現在、タイ国内13箇所にペット病院を展開しているタイを代表する総合動物病院です。
昨年12月、トンローソイ9と11の間にあった本院が、ラマ9に移転オープンしました。(※支院は残っています)
新しいトンローペットホスピタル本院は、6ライを超える広い敷地に建てられた7階建て、床面積17000平米という大型施設で、この規模のペット病院は、タイでは初めてとなります。
昨年末にはソムサワリー妃殿下をお迎えしてグランドオープニング・セレモニーが盛大に行われました。 完成したばかりの院内を案内してもらいましたが、ペット病院とは思えないそのスケールの大きさに驚きました。
日本人の利用者も多い当院には、日本人通訳がいるので大変心強いです(火曜日を除く10時~15時)。病院は24時間年中無休で営業しています。
1階にはペット関連のグッズを販売するショップやカフェがあり、カフェでは、愛犬と一緒にくつろげます。
グランドオープニングの日には、シベリアンハスキー、フレンチブルドッグやチャイニーズ・クレステッド、マスチフなどタイでは普段あまり目にすることのない犬種が、飼い主と一緒に、ドッグカフェでソムサワリー妃殿下のお越しをお待ちしていました。
上階には診療室、手術室、ペットと飼い主が一緒に泊まれるVIPルームなどがあります。
眼科、心臓科、皮膚科、内科、外科、神経科、癌・腫瘍科、歯科・咽喉科など、症状に応じた専門の診療科があり、最新のCTスキャンなど最先端の医療機器も備えています。
猫科もあり、不必要なストレスが掛からないよう犬と猫の別々の待合所がありますが、今のところ犬に比べ猫の来院は少ないそうです。
新しいトンローペットホスピタル本院は、単なる治療の場ではなく、飼い主とペットが、共に良い時間を過ごせる施設を目指しており、グルーミングショップや広いドッグラン、ペット用のスイミング・プールを備えたペットシティーというセクションもあります。
広々としたドッグランでは、犬たちが元気に走り回っていました。こんなに犬が思いっきり走れる環境は、バンコク都心では大変貴重です。
スイミング・プールは、ペットのリハビリや身体能力の向上のためにも使われます。
近年タイではペットを飼う人が増えており、ペットショーにも多くの人が集まります。その背景には未婚者や子供のいないカップル、高齢者人口の増加があるといわれています。
トンローペットホスピタルが、本院をこの様な大きな規模で移転オープンしたのは、高まるペットオーナーからの需要に応えるためでもあり、宿泊ペットホテル、ペットタクシーサービス、ペットの海外への渡航手続きサービスなど、多様なリクエストに対応しています。
宿泊ペットホテルは、個別に仕切られており、24時間のケアーと1日2回の散歩を行っており、安心して預けることができます。
また犬の自制心や社会への適応力を高めるトレーニング・クラスも行っています。
新しいトンローペットホスピタル本院は、タイのペット医療、そしてペット文化の発信拠点としての役割が期待されます。
2018年2月5日 タイ自由ランド掲載
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コメント一覧
診察に訪れるのは圧倒的に猫より犬が多いそうですが、タイでは猫はペットというより、まだまだねずみ捕りのポジションなのかもしれません。タイも高齢化社会になってきているので、将来的には散歩しなくていい猫を飼うひとが増えると思われます。
地名がそのまま冠になって、場所が変わってもすでにブランドとなっているパターンでしょうか。建物や中の設備の写真を見た限りでは、人間の病院だといっても遜色ない感じです。