【なつかしい記事】最近プラカノン、オンヌット界隈にも、日本人が増えてきています

バンコクで日本人が多く住むエリアといえば、プロンポン、トンロー界隈ですが、最近はその少し先のプラカノン、オンヌット界隈にも、日本人が増えてきています

日本人向けにバンコクの住まいや店舗を紹介する不動産会社の日本人担当者によると、このエリアは特に単身の駐在員が多く住んでおり、また、ロングステイの人も以前に比べて増えてきているといいます。

以前は、家族でタイに来るのが一般的でしたが、最近は、限られた予算内で部屋探しをしなければいけない単身者も多く、新築で、セキュリティもよく、さらに駅近で、と条件が出た場合には、プロンポン界隈よりもプラカノン、オンヌット界隈の方がはるかに条件の合う物件が探しやすい。

トンロー、プロンポン界隈で1ベッドルーム2万5000バーツ~3万5000バーツほどの物件が、プラカノン、オンヌット界隈なら、1ベッドルーム1万2000バーツ~。駅近で、フィットネスやプール付きという物件も多数あるといいます。

オンヌットに単身で住む日本人の20代後半の駐在員男性は「アソークに会社があるが、BTS一本で行けるので、通勤がとにかく楽」と語ります。

知り合いの駐在員も5~6人、単身でオンヌット界隈に住んでおり、また、駅や近所で見かける人も20代後半~30代の人が多い印象、ロングステイらしき人や年配の夫婦もときおり見かけるといいます。

男性は、夕飯は駅直結のロータスで食材を買って自炊をすることが多く、日本食を食べるときは、会社の近くで。また、たまに駅横のローカル市場を散歩することもあるそうです。

オンヌット界隈は駅すぐそばの奇数側に高層コンドミニアムが並んでいるほか、反対側のソイ52も中階層の手ごろなコンドミニアムが密集しており、空きも少ない人気の物件となっています。また、ソイ50は高速道路に近いために、工業団地に通う日本人が多く住んでいます。

一方、高層コンドミニアムに挟まれた、ソイ81は、静かでローカルな雰囲気も漂う狭いソイですが、さらに安いアパートが点在しており、ゆったり節約しながら暮らしたいロングステイヤーに人気とのこと。

このソイには、以前本紙で紹介した、元教員で定年退職した永野さんが開く日本語学校などもあり、さらに、最近は、ロングステイヤーの日本人男性が営む日本食店がオープンしました。

一方、プラカノン駅からすぐ、ソイ44の入口横の新築高層コンドミニアム「リズム」は、1ベッドルーム32㎡。月2万5000バーツ~60㎡、6万バーツと、この近辺では少々高めの物件ですが、案内してくれた担当者によると、入居者の半数ほどが日本人とのこと。家族住まいの人はあまりおらず、ほとんどが単身の駐在員。

BTSで通勤する人よりも、朝は運転手付きの車が大量に迎えにくるといいます。反対側のソイ69と71の間のコンドミニアム「スカイウォーク」にも日本人が多数住んでいます。

敷地内のモールにある日本食店「艸庵暁雨」の店主によると、単身の日本人が多く住んでいる印象で、平日は1人で夕飯を食べに来る人が多い。中には、小さい子どもがいる家庭もあり、土日に来店が多いと語ります。

プラカノン駅からは徒歩5分ほど。ラマ4世通り入口近くの「スクムビットプラス」は、若干古いコンドミニアムですが、新築物件に比べ、ゆったりしたつくりで、快適なプールも付いており、小さな子どもがいる家庭も数組住んでいるといいます。しかし、子どもが成長するにつれて、手狭になり、引っ越してしまう人がほとんどとのこと。

都心にもアクセスしやすく、手ごろな物件が多いプラカノン界隈ですが、日本人学校の通学バスのルートには入っておらず、また、学校に通う親同士コミュニティなどもないのがネックとなり、家族暮らしに比べ単身者に圧倒的に人気のエリアとなっています。

 

2015年4月20日 タイ自由ランド掲載