【なつかしい記事】タイ北部のナーン県にロングステイする平井さん67歳

以前、ソンクラー県でロングステイする日本人の話を書いたが、タイ北部のナーン県にロングステイする平井さん、67歳を今回は紹介しましょう。

ナーン県というと、以前は存在感の薄い県でしたが最近は、日本人がリゾート開発をする、という話も聞き、過ごしやすい気候で、山や湖もあり、にわかに注目されている地域でもあります。

平井さんが住むのはナーン市から70㎞ほど離れたチャンクラン郡。「日本で住んでいた静岡県と同じような気候です」といい、今なら朝方は8℃くらいまで下がるといいます。

買い物はセブンイレブンかロータスのコンビニしかなく、買い出しはナーン市まで行く必要があります。

そのため、同じ郡に住んでいる日本人は「あと1人しかいないと思います」とわかってしまう。

1日の過ごし方では、朝の散歩、そしてインターネット、そのほか、庭づくりもしており、50m四方ほどの結構、大がかりなものをつくっています。日本風に作り上げ、池にはナマズも飼い、自給自足のための野菜も一部で植えています。

ナーン県で行われた庭づくりコンテストで優勝したこともあり、他の郡から視察に来る人もいます。

当初は自分で庭の草むしりをしていましたが、近所の人から「そんなことをしてはいけない!」といわれ、タイでは人を雇える身分の人はちゃんと雇わなくては、ということを教えられ、今では日当200バーツほどで人を雇い、草むしりをまかせています。

もともと、ナーン県はタイの奥さんの実家があったことで、そこに家を建て、十数年前には定年後に住めるところかどうか、住んで見たことがあります。それで確認し、定年を迎えて、ナーン県に移住して約3年になります。

1日の楽しみである食事は、自炊をすることが多く、材料はタラート(市場)で買います。日本のしょうゆなどはロータスのコンビニで売っていますが、さすがにかつをだしやめんつゆは売っていない。そういうものは息子がバンコクに住んでいるので送ってもらいます。

物価はとても安く、バンコクの半額。1ヵ月で使うお金も1万バーツほどでしょうか。とても快適です。

不便といえば、歯が悪いので歯医者に行くのにナーン市まで行かなくてはいけない。

また、バンコクまで夜行バスを使うと12時間もかかります。飛行機なら1時間ほどですが。

これからいつまでここにいられるかわかりませんが、定年後のロングステイをエンジョイするつもりです。


ナーン県への旅行者は年々増加!

ナーン県への旅行者は年15~20%も伸びており、タイ観光庁によると、ナーン県‐プレー県‐ウッタラディット県を合わせたパッケージ旅行が人気という。

バンコクからも飛行機で行け、ナーン空港には新ターミナルも完成し、1時間で300人ほどをさばけるようになった。ノックエアは1日、4往復しており、またエア・アジアも1日2往復でほぼ満席に近い状態のため、この3月には1往復増加する見通しだ。

2015年3月5日 タイ自由ランド掲載


★★★ 関連リンク★★★

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