【なつかしい記事】ローン拒否率は38%!

BTSや地下鉄の駅界隈ではコンドミニアムが次々に建てられ、タイ人も郊外の一軒家を買うより、コンドミニアムの一室を買う方向に向いている。

しかし現在、タイの景気はよくないといわれ、家を買う際のローンが通らない率も34~40%にも増えている。

カシコン銀行の住宅ローン担当によると、ローン拒否の傾向は昨年よりも増えており、38%ほどに達しているという。ローン拒否の理由では、①すでに車などのローンが家庭内にあり、借金が多い ②ローンは収入の40%を超えない範囲が理想だが、すでに40~50%にもなっている、などがその理由。

例えば、100万バーツのコンドミニアムの部屋を買う際、20年のローンを組んで1ヵ月7500バーツの支払いなら、収入は2万バーツは必要という。

この状態でローンを通らないケースでは、さらに部屋を小さくしてローンの金額を少なくする、あるいは、ローンの返済人に親戚を巻き込む、あるいは、今あるローンを済まして購入する、などが銀行のアドバイスとなる。

また例えば、35000バーツの給料の人なら、200万バーツの部屋を購入し、1ヵ月の返済は15000バーツほどのローンで、銀行の許可はでるが、すでに先に買った家のローンがある人などは、ローン枠が全体の80%から65%ほどへと、制限されており、ローンを組むハードルも、タイ人には厳しい状況だ。

2015年2月20日 タイ自由ランド掲載