【なつかしい記事】タイ語の辞書をコツコツつくるロングステイの徳原さん

タイでロングステイしている日本人は多いが、何か趣味を見つけて、コツコツと自分なりにタイで生活している人もいる。

徳原さんは60歳なかばだが、タイには14年いる。10年ほど前からタイ語、日本語の辞書、辞典を自分なりにつくり、そのセンテンスは58559にもなった。本人はタイ語が達者なわけではなく、日本語での読み方、意味、タイ語の文字などを入力していき、エクセル内で検索できるようにしている。

「グーグルのタイ‐日翻訳も最近はよくなっていますが、ちょっと難しい文章になるとまったくダメですね」と笑う。

京都府警のエンジニアとして31年、公務員として働いた。「病気もあったけど、システムを組む仕事は厳しい」と50歳で退職し、すぐにタイに来た。

タイでは海のそばのバンセンに住居を借り住んでいる。「近所のしがらみがなく、気楽に生活できるのがよい」と、タイ在住14年にもなる。

日本ではストレスから来る病気など、胃潰瘍、大腸炎、不整脈、胆のうなどがタイに来て自然に治ったといい、「日本に住所がないので、病気には気をつけています」と笑う。

本格的にタイ語、日本語をパソコンに入力し始めたのは、タイの生活が4年ほどたってから。それからはコツコツと、辞書で拾ったタイ文字などを入力していく。

タイ語がわからない人も日本語の一発検索でずらりとタイ語が出てくる。その読み方は日本語だ。病気に関するタイ語が充実しているのも自慢だ。

「まだ入力したい本が5~6冊はある」といい、辞書なら1ページ分入力するのに1時間はかかる。

エクセル内で動かしているので、バージョンアップに対応するのもひと苦労だ。「今は2013年のエクセルでも動くようにしています」という。

希望する人にはデータをあげているといい、徳原さんへの連絡先は℡086-087-9712、メールは tokuhara9@hotmail.com まで。

2014年9月20日 タイ自由ランド掲載