
Day18
教育現場では同性婚・多様性はどう扱われているのか?
― 学校と若い世代のリアル ―
同性婚の制度は、
「今を生きる大人」だけでなく、
これからの社会をつくる若い世代 に大きな影響を与えます。
Day18 では、
▶ 学校では何が教えられているのか
▶ 若者はこのテーマをどう受け止めているのか
を、現場目線で見ていきます。
1️⃣ タイの教育現場は一律ではない
まず知っておきたいのは、
タイの教育現場は学校ごとの差が非常に大きい という点です。
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公立/私立
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都市部/地方
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国際校/一般校
👉 同性婚や多様性の扱い方も、大きく異なります。
2️⃣ 教科書ではどう扱われている?
📚 現状の基本スタンス
多くの公立校では、
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明確に「同性婚」を教えることは少ない
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性教育の中で「多様性」に軽く触れる程度
というケースが一般的です。
👉 制度としては進んでも、
教科書の更新はゆっくり。
3️⃣ 学校生活の中でのリアル
🎒 生徒側の意識
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同性のカップルがいても驚かない
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トム/ディー文化(女性同士の役割表現)に慣れている
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SNSを通じて海外の価値観を自然に吸収
👉 若い世代ほど、
「特別な話題ではない」 と感じる傾向があります。
🧑🏫 教師側のスタンス
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個人的には理解がある
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しかし授業で踏み込むのは慎重
理由は、
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保護者への配慮
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学校方針
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トラブル回避
👉 沈黙=否定ではない が、
語られないことで分かりにくさが残ります。
4️⃣ 国際校・私立校ではどうか
国際校や一部の私立校では、
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多様性教育がカリキュラムに含まれる
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同性婚も社会制度の一つとして説明される
👉 生徒たちは、
「賛否」よりも「知識」として学ぶ環境にあります。
5️⃣ 若い世代が感じているギャップ
若者の声で多いのは、
「法律は進んでいるのに、
学校ではあまり話されない」
👉 ここに、
制度と教育のタイムラグ が見えます。
6️⃣ 教育現場が果たす役割とは
学校は、
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価値観を押し付ける場所ではない
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でも「考える材料」を与える場所
同性婚の話題も、
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正解を教える
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賛成を強制する
のではなく、
👉 社会に多様な生き方が存在する
という事実を共有することが重要です。
Day18 まとめ
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Tensui-
タイの教育現場は多様で一律ではない
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教科書対応は制度より遅れている
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若い世代ほど多様性に自然
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教師は慎重だが、否定的とは限らない
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教育は社会変化を“定着させる”重要な場
次回 Day19 では、
▶ メディアやSNSは同性婚をどう伝えているのか?
をテーマに、世論形成の現場を見ていきます。「誰が、どう語るか」が、
社会の空気を大きく左右しています。 -