香港からエリートカード申込み急増、まず200人が優先的に入国へ
タイのタイランド・エリートカードの申請者が香港から急増している。今年前半では50人以上、この7~9月も20人ほどが取得する見込み。タイで最大20年の長期滞在ができるため、移住しやすい。
エリートカードを発行、管理するタイランドプリビレッジカード社によると、現在、取得している外国人の全体は1万363人で、そのうち中国人が38%、日本人が9%などとなっていて、今年になって香港などからの取得が急増。
現在、全体のうち3108人はタイ国内におり、7255人が国外にいて、この半年ほど入国できない状況だが、さしあたり200人ほどが入国を希望しているため、優先的にそれに応じる見込み。
同カードは50万~200万バーツで外国人が購入できるもので、滞在ビザは5年から最大20年を取得でき、バンコク銀行やカシコン銀行の口座開設、空港での専用の入国審査レーン使用、空港から宿泊場所への無料送迎、90日ごとの出頭代行、ゴルフ、スパの無料券などが得られる。
タイ政府では、外国人の富裕層にタイで優雅に暮らしてもらうことなどを想定しているが、実際には日本人の取得では、ビザの取得が難しい20~50歳までの人が、タイで長期に滞在するために、50万バーツの費用で購入するケースが多く、就労ビザやタイ語学校のエドケーションビザ以外に取得できない若年層にとって、5年ビザが取れるのが魅力だ。
2020年8月20日 タイ自由ランド掲載