シラチャは建設ラッシュ!

日系店舗が多く入居するイオンモールのオープンにより、日本人にとってますます便利になったシラチャ。実際に行って見ると、全体が建設ラッシュで、新しい街に生まれ変わっていく勢いを感じます。

なんといっても開発の目玉はイオンモールのあるゴールデン・シティと呼ばれるエリア。敷地内には高層コンドミニアム「ザ・スカイ」が建設中で、ショップハウスは完成しておりテナントが入居し始めています。サービスアパートは今月からオープンで、徐々に新しい日本人街が形成されるでしょう。

ゴールデン・シティの場所はシラチャの中心を通るスクムビット通りから少し入った所にあり、数年後には、ロビンソンの周辺より、こちらの方が賑わっているかもしれません。

イオンモールは、イオンタイランドとしては最大級の規模で、しゃかりき432、すきや、リンガーハット、タックルベリー、ブレズ薬局、ダイソー、クラブタイランドなど多くの日系の店舗が入居しますが、日本人だけでなく、この地域のタイ人中高所得層も、顧客として取り込んでいくことになるでしょう。

以前は住居不足といわれていたシラチャですが、現在は雨後のたけのこのようにあちこちでコンドミニアムが建設中で、ゴールデン・シティのコンドミニアム「ザ・スカイ」は、22階建てですが、高い建物のないシラチャでは、ひときわ目立ちます。ユニット総数360室、来年の完成予定で、すでに完売とのこと。

バンコクにもあるシティリゾートは、スクムビット通り沿いに建設中で再来年完成予定。バンコク同様フジスーパーが入る予定で、分譲はぜず全室賃貸になるようです。

ゴールデン・シティの開発に目を奪われがちですが、シラチャでもうひとつ注目したいのは、Jパークを中心とした西側のエリアです。

中心街から6㎞ほど離れていて、シラチャ日本人学校、早稲田日本語学校、今年開園したオイスカ幼稚園があり、まだ空き地も多いので、閑静な住宅地として今後さらに開発が進みそうです。

なかでも日本人学校の真向かいにできる「ハーモニック・レジデンス」は、日本人家族向けの物件ということで注目を集めています。

サハ東急コーポレーションが開発しているこの物件は、タウンハウス・スタイルのサービスアパートで2LDK(122㎡)と3LDK(139㎡)があり、全部で180世帯になります。

見学させてもらいましたが、細部にいたるまで徹底的に日本品質、日本スタイルへのこだわりを感じました。

特にキッチンは、収納、使いやすさなどレイアウトに力を入れたそうで、日本人学校もオイスカ幼稚園も給食でなくお弁当なので、お母さんが毎日快適に使えるようにという発想に基づいているそうです。

玄関は靴を脱いで上がる日本スタイルで、お風呂場ももちろん湯船の外で体を洗える日本式。子どもと一緒に入浴を楽しめます。 日本品質へのこだわりは目に見えない部分でも発揮されていて、断熱、遮音ともに高性能で、すぐ外で建設工事が行われていましたが、室内ではまったく聞こえませんでした。隣の家のピアノの音も聞こえないレベルの遮音性能と説明してくれました。

全戸賃貸で家具付き。フライパンから食器まで揃っているので、トランクひとつで引越しできそうです。12月に第一期69世帯が入居開始予定で、現時点で4割の予約済とのこと。来年の日本人学校の入学式までに、スイミングプールやフィットネスの入るクラブハウスを含め全体が完成する予定です。

隣接するオイスカ幼稚園へは、敷地外に出ずに専門の出入り口で通園できるので小さな子どもがいても安心。この規模でここまで日本人のために設計された住宅地は、タイでは初めてでしょう。

1年からの契約で一カ月の家賃は、2LDKが59400B~63900B,3LDKが65900B~77500Bとなっています。

このエリアの利点は、チョンブリ・パタヤ高速道路沿いで、各方面へのアクセスが便利なこと。高速道路を使えば、ラヨーンまでも、通勤可能で、ハーモニック・レジデンスの予約者にラヨーン勤務の方も居るそうです。

シラチャの中心部やゴールデン・シティ周辺は、更なる渋滞が懸念されますが、このエリアは渋滞にも巻き込まれず通勤できるのも魅力です。

Jパーク付近の普通の住宅分譲地のオフィスで話を聞くと、最近は日本人の問い合わせが増えていて、実際購入したり借りている日本人もいるとのこと。地価もここ数年高騰しているそうです。

「Jパークの前の通りを、冗談で大阪通りって呼ぶんですよ」とタイ人スタッフは笑っていました。なぜ東京じゃなくて大阪なのかわかりませんが、21世紀の日本人町として、今後のシラチャの発展が注目されます。

2015年10月20日 タイ自由ランド掲載