みなさん、「カイパロー」って聞いたことありますか?
日本語にすると「五香卵煮」とか「タイ風煮卵」なんて訳されるこの料理、実はタイの屋台飯の定番。甘じょっぱくて、ちょっと中華風な香りがして、ご飯がもりもり進むヤツです。
でも!今回ご紹介するのは、ただのカイパローじゃありません。
その名も 「カイパロー・ナムカティ(ไข่พะโล้น้ำกะทิ)」。
…え?ナムカティ?ってことは…ココナッツミルク!?
そう、これ、ココナッツミルク入りのカイパローなんです!
「えー、卵と豚肉の煮込みにココナッツミルク?甘くてこってりしてるんじゃ?」
そう思ったあなた、ちょっと待った!実はこれ、南タイ地方の隠れた名物料理。ほんのりとした甘みと香ばしさがクセになる、知る人ぞ知る絶品メニューなんです。
🐷ココナッツと五香のマリアージュ
カイパロー自体は中国系タイ人が持ち込んだと言われる料理で、スターアニスやシナモンなどの五香粉の香りが特徴。日本の「おでん」と中華の「滷味(ルーウェイ)」の中間のようなポジションです。
そこに南国のスピリット、ココナッツミルクを投入することで、
一気にタイらしさ全開!
南タイでは、甘みが強めの味付けが好まれていて、
この「カイパロー・ナムカティ」は、まさにその象徴。
一見こってりしてそうですが、食べてみると案外サラッとしていて、
ごはんにかけてもよし、麺にのせてもよし。
冷めてもおいしい、タイのおふくろの味なんです。
🧑🍳作ってみよう!カイパロー・ナムカティのレシピ
では、早速作り方をご紹介!
【材料(2〜3人分)】
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ゆで卵 4個
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豚バラ肉 200g(角切り)
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ニンニク 3片(つぶす)
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シーユーカオ(薄口醤油) 大さじ2
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シーユーダム(濃口醤油) 大さじ1
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パームシュガー(なければ黒糖) 大さじ2
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五香粉 小さじ1(スターアニス入りがベスト)
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ココナッツミルク 300ml
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水 300ml
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塩 少々
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フライドガーリック(お好みで)
【作り方】
① 豚バラ肉を炒める
鍋に少量の油を熱し、つぶしたニンニクと豚肉を炒める。表面に焼き色がついてきたらOK。
② 砂糖でカラメリゼ!
パームシュガーを加えて、軽く溶けて茶色くなるまで炒める。
この一手間でコクと香ばしさUP!
③ 調味料&五香粉を投入
シーユーカオ、シーユーダム、塩、五香粉を加えて香りが立つまで軽く炒める。
④ ココナッツミルク+水を入れる
ココナッツミルクと水を加えて中火に。煮立ったらアクを取る。
⑤ ゆで卵投入&煮込む
殻をむいたゆで卵をそっと加えて、弱火でコトコト30分〜1時間。
時間があれば、冷まして再度温め直すと味が染みてさらに美味!
⑥ 仕上げにフライドガーリック(あれば)
香ばしさが増して、屋台の味に近づきます!
🍚おすすめの食べ方
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ジャスミンライスにたっぷりかけて
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麺(センレックやバミー)にスープとしてかけて
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温泉卵をさらにトッピングして黄身とろ〜り
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唐辛子の酢漬けをちょっと添えて、酸味でアクセント
🤔ちょっとマニアックだけど…クセになる!
「カイパロー・ナムカティ」は、タイ料理通の間では“知ってる人は知ってる”存在。
初めて食べた人は「甘すぎる!」「えっ、スイーツ?」と驚くこともありますが、
2回目にはなぜか「また食べたい…」という中毒性があります(笑)
特に、タイ南部の人たちはこれをごく普通に家庭料理として食べていて、
子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで大好きな味。
「おふくろの味」って、甘くて、優しくて、ちょっとクセがあるくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
Tensui
🐘最後にひとこと
日本ではまだあまり知られていない「カイパロー・ナムカティ」。
でも、ココナッツミルクさえ手に入れば意外と簡単に作れちゃいます。
タイ料理が好きな方、ちょっと冒険したい方、ぜひチャレンジしてみてください!
「えっ、卵と豚バラがスイーツみたいに煮込まれてるの!?」
そんな驚きが、あなたの食卓にタイの風を吹かせてくれるかも!
🐘最後にひとこと
日本ではまだあまり知られていない「カイパロー・ナムカティ」。
でも、ココナッツミルクさえ手に入れば意外と簡単に作れちゃいます。
タイ料理が好きな方、ちょっと冒険したい方、ぜひチャレンジしてみてください!
「えっ、卵と豚バラがスイーツみたいに煮込まれてるの!?」
そんな驚きが、あなたの食卓にタイの風を吹かせてくれるかも!