みなさん、「トム・チャップチャイ」って聞いたことありますか?
トムヤムクンでも、グリーンカレーでもありません。
地味だけど、実はタイの家庭料理の中でも超〜愛されている名物、それが「トム・チャップチャイ」!
ざっくり訳すと、「ごちゃまぜ煮込みスープ」みたいな意味。
なんといっても特徴はその“節約っぷり”。冷蔵庫に残ってる野菜をガサっと鍋に放り込み、コトコト煮るだけでOK。
いわば、タイの“おでん”とか“具だくさん味噌汁”みたいな存在なんです。
なぜかホッとする、タイのスローフード
この料理、実は中華系タイ人のおばあちゃんたちの得意料理として知られていて、お盆やお祭り、お葬式のあとなんかにもよく登場します。
その理由? たくさんの野菜を煮込んで“徳を積む”という意味もあるとか、ないとか(←諸説あり)。
具材のバリエーションは自由すぎて、もう逆にレシピが定まらないのがチャップチャイの魅力。
キャベツ、大根、人参、白菜、きのこ、豆腐、そして豚バラ肉や干ししいたけ。
「えっ、こんなの入れるの?」って食材もたまにいますが、全員スープの中で仲良くなって、最終的には「うまっ!」ってなるから不思議。
「捨てない精神」=うまみの宝庫!
トム・チャップチャイの面白いところは、“古くなった野菜”がむしろ歓迎されるという点。
キャベツの端っこ、大根の皮に近いところ、少ししなびた白菜――全部、スープの中で大逆転。
なんなら「新鮮すぎる野菜は煮崩れちゃうから、ちょっと古いほうがちょうどいい」なんて声も。
まさにタイ式“もったいない”クッキング!
【簡単レシピ】今日から君もチャップチャイマスター!
ではここで、タイのおばあちゃんからこっそり教えてもらった“本格だけど簡単な”トム・チャップチャイのレシピをご紹介!
■ 材料(4人分くらい)
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豚バラ肉(スライス):150g
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キャベツ:1/4個
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大根:1/3本
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にんじん:1本
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白菜:1/4個
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干ししいたけ:4〜5枚(戻しておく)
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春雨(あれば):50g
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にんにく:2片(みじん切り)
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サラダ油:大さじ1
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醤油:大さじ2
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オイスターソース:大さじ1
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砂糖:小さじ1
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水:800ml〜1000ml(煮込み用)
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塩・こしょう:少々
■ 作り方
① 鍋に油を熱し、にんにくを炒めて香りが出たら、豚バラ肉を投入。軽く焼き色をつけます。
② 水を加えて沸騰させ、アクを取ります。
③ 戻した干ししいたけ、キャベツ、大根、にんじん、白菜をざくざく入れて、中火でコトコト煮込みます(20〜30分)。
④ オイスターソース、醤油、砂糖で味付け。春雨を加え、さらに5分ほど煮ます。
⑤ 最後に塩・こしょうで味を調整したら完成!
まるでタイの「食べるスープ」
トム・チャップチャイの面白いところは、毎回味が違うこと!
冷蔵庫の在庫状況で、具材も味も変幻自在。
だけど、どこか懐かしくて、食べると心がじわ〜っとあったかくなる、そんなスープです。
白ごはんにかけてもよし、おかずとしてもよし。
「今日は料理したくないな〜」って日こそ、全部鍋に放り込んで、火にかけてほっとくだけでOKなチャップチャイが大活躍!
タイの家庭の知恵とやさしさが詰まってる
タイ料理といえば辛いイメージがあるけど、トム・チャップチャイはまったく辛くない。
むしろ、胃にも心にも優しい。
きっとタイのママたちは、家族が疲れてるとき、風邪気味のとき、元気がないときにこれを作ってきたんだろうなって感じます。
次にタイに来たら、ぜひローカル食堂で「ต้มจับฉ่าย(トム・チャップチャイ)」を探してみてください。
見た目は地味かもしれないけど、一口食べたら…
「あっ、これ、めっちゃ好き!」
ってなるかも。
Tensui
最後にひとこと
トムチャップチャイは、言ってみれば“野菜の大団円”。
使い道に困ったあの野菜たちを救い、美味しく再生させる、まさに鍋界のリサイクル王!
あなたのキッチンにも眠ってる“ちょっとだけ残った”食材たち。
ぜひチャップチャイにして、美味しく成仏(!?)させてあげましょう。
ขอบคุณมากนะครับ(コープクンマークナクラップ)!
最後にひとこと
トムチャップチャイは、言ってみれば“野菜の大団円”。
使い道に困ったあの野菜たちを救い、美味しく再生させる、まさに鍋界のリサイクル王!
あなたのキッチンにも眠ってる“ちょっとだけ残った”食材たち。
ぜひチャップチャイにして、美味しく成仏(!?)させてあげましょう。
ขอบคุณมากนะครับ(コープクンマークナクラップ)!