【タイの田舎の小さな家から】タイの有名なお寺を30日で学ぶ Day 5|王室寺院と庶民寺院の違い

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Day 6|タイのお寺でよく見る仏像の種類

〜仏像のポーズを知るだけで、お寺が“読める”ようになります〜

タイのお寺を歩いていると、
ふと、こんな疑問が浮かびます。

「同じお釈迦さまなのに、
どうして姿や手の形が違うんだろう?」

実はこれ、
仏像がバラバラに作られているわけではありません。

タイの仏像はすべて、
**意味を持った“メッセージ”**なのです。


タイの仏像は「ポーズ=物語」

タイ仏教(上座部仏教)の仏像は、
お釈迦さまの人生の場面を表しています。

つまり仏像は、

「何をしている仏か」

を見れば、
その寺が大切にしている教えまで分かるようになっています。


よく見る仏像①|座っている仏像(坐仏)

悟りの瞬間の仏像

これは、
悟りを開いた瞬間を表す最も重要なポーズ。

「迷いに打ち勝った」
「真理に到達した」

という意味があり、
王室寺院や格式の高い寺に多く見られます。


瞑想の仏像

これは、

ことを象徴します。

静かな地方寺院や、
修行僧の多い寺に多いポーズです。


よく見る仏像②|立っている仏像(立仏)

立っている仏像は、
「行動」「人々との関わり」を表します。


説法の仏像

意味は、

庶民寺院や、
人の集まる町のお寺でよく見られます。


守護・祝福の仏像

これは、

という意味。

村の入口や、
道路沿いの寺に多いのが特徴です。


よく見る仏像③|横になった仏像(涅槃仏)

巨大な寝釈迦仏。
初めて見ると驚きますが、
これは「死」を表しているわけではありません。

涅槃仏の意味

だから表情は、
驚くほど穏やかで優しいのです。


タイの仏像が「怖くない」理由

日本の仏像には、

のものもありますが、
タイの仏像は基本的に微笑んでいます

これは、

悟りとは
恐れるものではなく、
安らぎに至る道である

という考え方の表れです。


仏像を見るだけで寺が分かる

仏像の種類に注目すると、
その寺の性格が見えてきます。

もう、
「なんとなく見る観光」は終わりです。


Day 6 のまとめ

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