【タイの田舎の小さな家から】タイの仏教を30日で学ぶ –Day 20 在家信者としての修行

読了時間 1未満

Day 20

在家信者としての修行

— 日常の中を歩く、もうひとつの仏道 —

仏教というと、
出家して僧院で修行する姿を思い浮かべがちです。
しかしブッダの教えは、
在家の人々のためにも開かれた道でした。

タイ仏教では特に、
「家庭を持ち、仕事をしながら修行する」
在家信者の実践が大切にされています。


■ 出家と在家、目的は同じ

出家僧と在家信者の違いは、
生き方の形であって、
目指す方向は同じです。

それは、
苦しみを減らし、
智慧と安らぎを育てること。

僧侶は修行に専念し、
在家信者は日常を修行の場にします。


■ 在家信者の三つの実践

タイ仏教では、
在家信者の修行は主に次の三つに集約されます。

  1. 戒を守る(シーラ)
    五戒を意識し、心を乱す行いを減らす

  2. 布施を行う(ダーナ)
    与えることで、執着をゆるめる

  3. 心を育てる(瞑想・気づき)
    短時間でも、日々心を観る習慣を持つ

どれも、
特別な環境を必要としません。


■ 家庭こそ修行の場

家族との関係は、
最も感情が動きやすい場所です。

怒り、期待、失望――
それらはすべて、
気づきと智慧を育てる教材でもあります。

タイでは、
「家庭を持つことも修行」
という考え方が自然に受け入れられています。


■ 仕事と社会の中の仏道

仕事は、
忍耐・誠実さ・正しい言葉を学ぶ場。

成功や失敗の中で、
無常を体験的に知る機会でもあります。

在家信者にとって、
社会生活そのものが
生きた教典なのです。


■ 完璧でなくていい

タイ仏教がやさしいのは、
「完璧を求めない」点です。

できない日があっても、
また戻ればいい。

修行とは、
続けようとする姿勢そのものです。


■ 今日の小さな実践

今日一日、
次のどれか一つだけ意識してみてください。

それだけで、
在家の修行は始まっています。


🔔 次回予告 – Day 21

Tensui

明日は、
**「仏教と家族・人間関係」**について学びます。

愛着や衝突を、
苦しみではなく智慧に変える視点を
タイ仏教の教えから探っていきましょう。

モバイルバージョンを終了