タイ流外国人労働者の受け入れ

人手不足はタイも日本も同じようである。バンコクでは若いタイ人が1ベッドのコンドミニアムを購入し、なかなか子どもをつくれない、という状況も増えている。日本のように、子ども1人目に月々いくら、というのもタイでは将来的にあるかも知れない。

少子高齢化は日本が先を少し行っているが、タイでも今、起こりつつある状況だ。

そんななか、バンコクでは、日本人オーナーの料理店などではミャンマー人のスタッフが雇われ、マッサージ店などもミャンマー人などが増えている。ロータスにあるフードコート内のおかず屋さんにもミャンマー人は働いており、まさにタイ人社会で足りないところをおぎなっている感じがある。

そういうところはタイ人のうまさかも知れない。日本のようにここまでは外国人労働が可能とか、まず線引きをして、そこから入れていく、というのではなく、足りないからまず入れる、という柔軟さだ。もちろん、他国と陸続きか、島国かという違いはあるが、足りないから流入している、という状況で、以前は日本人の店などに地元の警察官が乗り込み、ミャンマー人が働くためのワイロを請求していたが、これだけミャンマー人が浸透してくると、どうなるのだろう。

タイでは外国人労働者としての枠に「ミャンマー人、カンボジア人、ラオス人」を入れているが、彼らには1~2年までの期限付きで労働許可が出されており、そういう制度が今後はもっと緩和されていくのだろう。

先日、ファミリーマートに行くと、レジで前の客が「あそこのタバコ!」などと注文していて、その会話がうまく成り立たないようなので、客はミャンマー人?と思ったが、店を出て連れのタイ人が「こんなところにもミャンマー人が働いているんだね!」と言い、レジで応対していたのがミャンマー人だというのがわかった。そういえばセブンイレブンなどではまだミャンマー人のスタッフを見ていないが、近い将来、そういうことになるのだろう。(M)

 

2016年2月5日 タイ自由ランド掲載

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