【タイの田舎の小さな家から】マンゴー片手にイサーンの風:ちゃんモンがお届けする、本場のタイ料理絵巻 タイの隠れた絶品麺!「バーミーヘン」って知ってる?
タイの屋台グルメといえば、トムヤムクンやパッタイが有名だけど、タイ通の人たちの間で「密かに愛されている麺料理」があるのをご存知でしょうか?それが今回ご紹介する 「バーミーヘン(Ba Mee Haeng)」。見た目は地味、でも味は極上。スープなしの汁なし中華麺――それがバーミーヘンなんです。
「バーミーヘン」ってどんな料理?
「バーミー」は中華風の小麦卵麺、「ヘン」はタイ語で「乾いている」、つまり“汁なし麺”という意味。バーミー自体はスープ入りでも出されますが、通なタイ人は「ヘン」を選ぶことが多いんです。なぜなら、 麺に絡むタレの美味しさがダイレクトに味わえるから!
具材は、赤チャーシュー(ムーデーン)、ワンタン(ギアオ)、ゆでた青菜(主にカナや空芯菜)、フライドガーリック、時にはカリカリの豚脂(ガープムー)まで。これらが黄金色の卵麺と一緒に、甘辛しょっぱいタレで絶妙に混ぜられると…もう無敵です。
屋台スタイルの魅力
屋台で注文すると、おじちゃんやおばちゃんが無言でササっと作ってくれます。手際よく麺をゆで、タレと具材をザッと混ぜて完成。そこにスープを別添えしてくれることも。なぜか無表情だけど、味はめちゃくちゃ優しい…それがタイの屋台の味なのです。
家で作れる!本格バーミーヘン・レシピ
「屋台に行けないよ〜」というあなたのために、家庭でできる簡単バーミーヘン風レシピをご紹介します。
🍜材料(2人分)
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中華卵麺(バーミー)…2玉
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チャーシュー(市販・手作りどちらでも)…100g
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ワンタン(冷凍でもOK)…6個
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カナ(または小松菜)…適量
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フライドガーリック…大さじ2
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刻みネギ…少々
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ガープムー(豚脂のカリカリ揚げ)…あればぜひ!
〈タレ〉
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シーユーカオ(白醤油)…大さじ1
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シーユーダム(黒醤油)…小さじ1
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オイスターソース…大さじ1
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魚醤(ナンプラー)…小さじ2
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砂糖…小さじ1
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ごま油…小さじ1
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コショウ…少々
🍳作り方
① 麺と具材を下ごしらえ
沸騰したお湯で卵麺をゆで、同じ鍋でワンタンと青菜もゆでます。茹で上がったら冷水にくぐらせて麺がくっつかないようにします。
② タレを混ぜる
ボウルに〈タレ〉の材料を全部入れて混ぜておきます。
③ 具材と一緒に麺を和える
湯切りした麺をタレのボウルに入れ、チャーシュー、ワンタン、青菜を加えてよく混ぜます。最後にフライドガーリック、ネギ、ガープムーをトッピング!
④ お好みで調整
卓上調味料(酢・砂糖・唐辛子・ナンプラー)をお好みで加えると、より本場の味に近づきますよ。
バーミーヘンの“楽しい食べ方”
タイでは「混ぜるほどに美味しくなる」という文化があります。最初はそのまま食べて、次に唐辛子を振ってピリ辛に、酢を加えてさっぱりに、砂糖でほんのり甘めに…と味変しながら食べるのが通の技。
ちなみに、屋台では「バーミーヘン・トゥックヤーン(全部入り)」なんて注文もできます。チャーシュー、ワンタン、カリカリ豚、全部ドーンと入った豪華版です。
食べ終わったあとに、思うこと
「なんで汁なしなのに、こんなに満足感あるんだろう…」
それは、タレの魔力と卵麺の食感、そして絶妙な具材のコンビネーションによるもの。日本でいうところの、ラーメンと焼きそばのいいとこ取りみたいな存在。それが「バーミーヘン」なんです。
最後にひとこと
タイ料理と聞くと辛そう、スープ系が多そう…と思いがちですが、汁なしでコク旨な「バーミーヘン」は、日本人の味覚にもピッタリ。しかも作り方も簡単だから、ぜひ一度おうちでトライしてみてください。あなたの冷蔵庫に眠るチャーシューや青菜が、きっと新たな主役になりますよ!

🍜タイの屋台で出会った「バーミーヘン」が忘れられなくて、家でも再現してみました!汁なしなのに、こんなに旨味たっぷりって反則…。しかも簡単!これは定番化しそうです😋✨レシピも記事に書いたので、ぜひ一度お試しあれ〜!#バーミーヘン #タイ料理 #汁なし麺 #屋台グルメ #おうちごはん