【タイの田舎の小さな家から】マンゴー片手にイサーンの風:ちゃんモンがお届けする、本場のタイ料理絵巻 タイ屋台の定番スター!カオムーデンって何者?
タイの屋台料理って、何食べてもだいたいおいしい。でも、その中でもひときわ目立つ赤いヤツ……そう、「カオムーデン(ข้าวหมูแดง)」を知ってますか?
直訳すると「赤い豚のせごはん」。うん、名前はちょっとストレート。でも見た目はまるでタイのB級グルメ界のレッドカーペット。ツヤツヤのタレがかかった赤いチャーシュー、白ごはんの上でドーンと主役を張っています。
タイ版チャーシュー丼とも言えるこの一品、実はタイ人のソウルフード。朝から夜まで、街のあちこちで見かける定番中の定番メニューです。なんなら、セブンイレブンでも冷凍版が売ってるくらい。
でも、カオムーデンの魅力は単なるチャーシューじゃないんです!
赤いチャーシューだけじゃない!魅惑のトッピングたち
カオムーデンは、ごはんの上にチャーシュー(ムーデン)をスライスしてのせ、そこに甘じょっぱいタレをドバッとかけるのが基本。でもお店によってはトッピングがすごい!
まず、忘れちゃいけないのが「ムークローブ(หมูกรอบ)」と呼ばれるカリカリに揚げた豚バラ。外カリッ中ジュワ〜の二重奏がたまりません。
そして、煮卵(カイケム)やゆで卵が添えられ、きゅうりのスライスとパクチーがひっそりと彩りを添えます。パクチー苦手な人、遠慮せず店員さんに「マイサイパクチー(パクチー抜きで)」と言ってみましょう。
そして最も大事なのが、あの「赤いタレ」!
甘くて、少し塩気があって、でも後味にほんのり香ばしさが残る……。白ごはんが止まらない魔法の液体です。このタレを開発した人、きっと天才。
カオムーデンを作ってみよう!おうちでタイ屋台再現レシピ
さてさて、そんなカオムーデン。日本でも材料をそろえれば案外簡単に作れちゃいます。
ここで、おうちで楽しめるカオムーデンのレシピをご紹介!
◆ 材料(2〜3人分)
【チャーシュー】
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豚肩ロースまたは豚バラブロック:400g
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醤油:大さじ2
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オイスターソース:大さじ1
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砂糖:大さじ1
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赤味噌(または甜面醤):小さじ1
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赤い食紅:少々(なくてもOK)
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ニンニク:1かけ(みじん切り)
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五香粉:少々(あればより本格的)
【タレ】
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上記の漬けだれの残り
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片栗粉:小さじ1(とろみ用)
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水:100ml
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砂糖:大さじ1〜2(お好みで)
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醤油・ナンプラー:少々で調整
【その他】
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ごはん:人数分
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ゆで卵 or 煮卵:1人1個
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きゅうり、パクチー、青ネギ:お好みで
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ムークローブ(揚げ豚バラ):あれば最高!
◆ 作り方
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漬けこみタイム!
豚肉に調味料をすべて混ぜたタレをよくもみ込んで、最低2時間、できれば一晩冷蔵庫で寝かせます。 -
焼きの儀式!
オーブンまたはフライパンで豚肉を焼きます。オーブンなら180℃で30〜40分、途中で何度かタレを塗りながら。外が照りっとして中まで火が通ればOK! -
魔法の赤いタレを作る!
漬けだれに水を加えて火にかけ、砂糖と調味料で味を調整。最後に片栗粉でとろみをつけて完成! -
盛り付けてカオムーデン完成!
ごはんの上にチャーシューをスライスして並べ、ゆで卵、きゅうり、青ネギを添えて、仕上げにタレをたっぷりかければ……屋台の味、完成!
カオムーデンはタイの「ハレ」の味!
日本でいうと、親子丼くらいのポジションかもしれません。カオマンガイよりもちょっとリッチ、ガパオよりもちょっとお上品。お昼の贅沢ランチにも、夜食にも、ビールのお供にもぴったり。
タイの屋台でふらっと見かけたら、ぜひ一度試してみてください。そしておうちでも、ぜひ赤いタレの虜になってみてください。
最後にひとこと
「カオムーデン」って、言いたくなる名前ですよね。なんか、必殺技みたい。
次におなかが空いたら、ぜひ叫んでください。「カオムーデーーンッ!!」

🥢タイの屋台メシって奥が深い!
今回はあの“赤い豚ごはん”こと「カオムーデン」に迫ってみました。
家でも簡単に作れるレシピ付き。
食べたら最後、あなたも赤いタレの虜になるかも…!🍚🐷
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