【タイの田舎の小さな家からT-POPパラダイス】タイのヒップホップ界の王者、YOUNGOHM(ヤンオーム)の魅力に迫る
タイのヒップホップ界の王者、YOUNGOHM(ヤンオーム)の魅力に迫ります
アジアのラップシーンを牽引する若きカリスマアーティスト
はじめに
タイのヒップホップシーンで圧倒的な存在感を放つYOUNGOHM(ヤンオーム)。その独特なスタイルとストリート感溢れる楽曲で、タイ国内はもちろん、アジア全体のラップシーンに新しい風を吹き込んでいます。今回は、この若きカリスマラッパーの魅力について詳しく紹介していきます。
YOUNGOHM(ヤンオーム)のプロフィール
本名:ラットタポン・プーリーシット(Ratthaphong Phoorisit)
タイ語名:รัธพงศ์ ภูรีสิทธิ์
生年月日:1998年10月24日(現在26歳)
出身地:バンコク、タイ
職業:ラッパー、シンガーソングライター
ジャンル:ヒップホップ、ラップ
YOUNGOHMは1998年にバンコクで生まれ、ワット・タット・トン中学校を卒業しています。興味深いことに、彼は大学には進学せず、音楽の道を選択しました。彼のステージネームである「YOUNGOHM」は、欧米のラッパーが「Young」を名前に冠することからインスピレーションを得たといいます。
公式リンク
音楽キャリアのスタート
YOUNGOHMの音楽キャリアは中学1年生の頃から始まりました。学校でパフォーマンスを始め、作詞作曲を手がけるようになったのもこの時期です。中学校卒業までには、スタジオで録音を行い、ソーシャルメディアに楽曲を投稿するようになっていました。
彼の転機となったのは、ラップ番組「Rap is Now season 2」への出演でした。コンテストでは優勝こそ逃しましたが、この番組出演をきっかけに人気エンターテイナーとしての地位を築き始めました。
代表楽曲とその魅力
1. 「เฉยเมย(Choey Moey)」(2017年)
YOUNGOHMの名前を一躍有名にした記念すべき楽曲です。2017年にリリースされ、YouTubeで100万回再生を達成し、JOOXチャートで1位を獲得しました。この楽曲により、2018年のJOOX Thailand Music Awardsでヒップホップ部門の賞を受賞しています。
100万回再生
チャート1位
2. 「ดูไว้(Doo White)」(2018年)
YOUNGOHMの代表作とも言える楽曲で、YouTubeでの再生回数は驚異の2億7千万回を超えています。タイトルの「Doo White」は「見ておけ」という意味で、彼の自信とプライドが込められた一曲です。このMVは彼のストリート感とクールなスタイルを完璧に表現しています。
2.7億回再生
メガヒット
3. 「Bust Down Thailand」feat. KINGLING, SONOFO
タイのヒップホップシーンの実力者たちとのコラボレーション作品です。タイのストリート文化とヒップホップの融合を見事に表現した楽曲で、現代タイの若者文化を象徴する一曲となっています。
700万回再生
注目のコラボレーション作品
MTV Asia Cypher出演
Owen Ovadoz、A. Nayaka、Lil Jといったアジアのトップラッパーたちと共演したMTV Asia Cypherです。この出演により、YOUNGOHMのスキルと存在感が国際的に認知されることとなりました。
国際的認知
300万回再生
最新の活動と今後の展望
2025年も精力的に活動を続けるYOUNGOHMです。最新シングル「เจิดจรัส(Joet Jaras)」や「นครดารา(Nakorn Dara)」をリリースし、常に進化し続けています。
また、Rolling Loud Thailandなどの大型フェスティバルにも出演し、タイのヒップホップシーンの顔として活躍しています。企業とのコラボレーションも積極的に行っており、SEIKOの腕時計ブランドとのタイアップなど、音楽シーン以外でも注目を集めています。
YOUNGOHMの音楽スタイルと影響
YOUNGOHMの音楽は、伝統的なタイの要素と現代的なヒップホップを巧みに融合させた独特なスタイルが特徴です。バンコク出身の彼は、都市部の若者文化とストリートの現実を等身大の言葉で表現しています。
彼の楽曲は単なるエンターテイメントにとどまらず、タイの社会情勢や若者の心境を反映した社会性のあるメッセージも含んでいます。これがタイの若者たちの心を掴み、彼を「タイヒップホップシーンの絶対王者」と呼ばれる所以でもあります。
まとめ
YOUNGOHMは、タイのヒップホップシーンを代表するアーティストとして、国内外で高い評価を得ています。彼の音楽は、タイの文化的アイデンティティを保ちながらも、グローバルなヒップホップシーンに通用する普遍性を持っています。
2億回を超える再生回数を誇る「Doo White」から最新作まで、一貫して高いクオリティの楽曲を発表し続ける彼の今後の活動にも注目が集まります。タイのヒップホップがアジア全体に与える影響を考える上で、YOUNGOHMは欠かせない存在となっているのは間違いありません。
アジアのヒップホップシーンに興味がある人なら、ぜひ一度は彼の音楽に触れてみてください。その独特な魅力とエネルギッシュなパフォーマンスに、きっと心を奪われることでしょう。
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