【タイの田舎の小さな家から】マンゴー片手にイサーンの風:ちゃんモンがお届けする、本場 のタイ料理絵巻 タイの国民的ズボラ飯⁉「ヤムママー」の魅力とレシピ
タイに住んでいると、必ず出会う謎の料理がある。それが「ヤムママー(ยำมาม่า)」。
名前からしてちょっとふざけた感じだが、これが…ウマい!そして深い。そして、クセになる。
「ヤム」はタイ語で「和える」「サラダにする」という意味。「ママー」は…そう、インスタントラーメンのあの「ママー」ブランドのこと。つまり「ヤムママー」は、“ママーラーメンを使った和え麺サラダ”なのだ。
え?インスタントラーメンがサラダに?湯切って和えて、何それ焼きそば?いえいえ、ヤムママーはれっきとしたタイの定番メニュー。しかも、夜食、ランチ、ビールのつまみ…と、あらゆる場面で登場してくる実力派なのだ。
ママー=ママじゃない
ちなみに「ママー」とは、1970年代から続くタイの国民的インスタント麺ブランド。「Mama」という英語っぽい響きだが、母性はあまり感じられない。というのも、この麺、意外とパンチがあるのだ。
どこの屋台にも置いてあるし、セブンイレブンでは常時10種類以上のママーがズラリ。エビ味、トムヤムクン味、グリーンカレー味、スッパイ辛いバージョン…と、バリエーション豊富すぎて逆に迷う。
でも、ヤムママーに使うなら「トムヤム味」か「エビ味」が鉄板。理由?辛くて酸っぱくて、和えたときにピッタリ来るから。
ヤムママーは“庶民のシェフごっこ”
ヤムママーの魅力は、「冷蔵庫の残り物でも最高においしくなる」という点だ。冷しゃぶ風にした豚肉、冷凍エビ、ゆで卵、ウインナー、カニカマ、ネギ、パクチー、ミニトマト…なんでもぶっ込めば立派なごちそう。
それを辛くてすっぱいソースでジャジャッと和える。そう、それだけ。
なのに、なぜか「店で食べるよりウマいじゃん…」となる。
そう、ヤムママーは“庶民のシェフごっこ”にうってつけなのだ。
【レシピ】10分で完成!ヤムママーの作り方
材料(1〜2人分)
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インスタント麺「ママー」…1袋(トムヤム味がオススメ)
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豚ひき肉(または薄切り)…50g
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エビ(中)…4尾(なくてもOK)
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紫玉ねぎ…1/4個(スライス)
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ミニトマト…4〜5個(半分にカット)
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パクチー…好きなだけ
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青ネギ…少々(刻む)
【ヤムソース】
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ナンプラー…大さじ1.5
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ライム汁(またはレモン汁)…大さじ1
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砂糖…小さじ1
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唐辛子…1〜2本(みじん切り、乾燥でもOK)
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おろしニンニク…少々(お好みで)
作り方
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ママーを茹でる。
袋の表示より1分短く茹でて、ザルにあげて水でサッと冷やす。くっつかないようにごま油を少し絡めても◎。 -
具材を茹でる。
同じお湯で豚肉とエビをゆでておく(時短テク!)。火が通ったらザルへ。 -
ソースを作る。
ナンプラー、ライム汁、砂糖、唐辛子、ニンニクを混ぜるだけ。味を見て、甘酸っぱ辛ければOK! -
全部混ぜる。
ボウルに麺・具材・野菜・ソースを入れて、ジャジャッと和える! -
パクチーとネギを乗せて完成!
お皿に盛ったら、ビールの栓も抜こう。
アレンジ無限大!
ヤムママーの魅力は「なんでもあり」。冷蔵庫の奥に忘れられてたウィンナーや、賞味期限ギリのゆで卵、冷凍の魚肉ソーセージだって、ヤムすれば主役になる。
しかも最近は「ヤムママートムヤムチーズ」とか、「ヤムママー・シーフード爆盛り」とか、SNS映えする進化系も続々登場中。
ママーが未来を切り拓いている。
まとめ:ママーとヤムは、人生をちょっと楽しくする
インスタント麺って、なんとなく“手抜き”とか“ジャンク”なイメージがあるけど、ヤムママーは違う。
これは「創意工夫の料理」だし、「ごちゃ混ぜの美学」だし、何より「うまい」!
タイの屋台文化が詰まったこの料理、試さない手はない。
ひと口食べたら…きっとあなたもこう言うだろう。
「ママー、もう一杯!」
「ママーでヤムる!」…って何の呪文!?
実はタイで大人気、インスタント麺で作る辛ウマ和え麺のことでした。
10分でできて、冷蔵庫の余り物がごちそうに変わる魔法のレシピ🌶️🍋ハマったら最後、ママーが主食に!?
Tensui