【タイの田舎の小さな家から】マンゴー片手にイサーンの風:ちゃんモンがお届けする、本場のタイ料理絵巻タイ東北の爆弾!? サイクロークイサーンの魅力に迫る!

読了時間 1未満

 

タイに長く住んでると、いつの間にか「これ…クセになってるかも…?」というローカルフードに出会う。そう、それがサイクロークイサーン(ไส้กรอกอีสาน)、東北イサーン地方発祥の酸っぱいソーセージ!

最初はその見た目に「ん?」、次に香りに「んん?」、でも一口食べたら「なんじゃこりゃ〜、うまいやんけ!」となる中毒性。今回はそんな発酵系ソーセージの王様、サイクロークイサーンを全力で紹介します!


サイクロークってなに?どこのおばちゃんが考えたん?

「サイクローク」とはタイ語でソーセージのこと。「クイサーン」は東北地方の名前。つまり「イサーン式ソーセージ」という意味。中身はというと…

  • 豚ひき肉

  • ご飯(!)

  • ニンニク

  • 春雨(たまに)

をよーく混ぜて、豚の腸に詰めて、しばらく放置。
…はい、ここでツッコミたい。「ご飯入れるんかい!?」って。
そう、ご飯を混ぜて発酵させるのがイサーン流。日本人が納豆を育てるように、タイの人々はこのソーセージを熟成させるのだ。


味は…まるで「酸っぱい肉まんの皮」!?

発酵しているので、ほんのり酸味があります。そこにガーリックのパンチが効いてて、豚の脂のうまみがジュワ~ッ!
一緒に食べる生姜スライスや唐辛子、キャベツと一緒に食べると…

👵「これ、ビールの友やな」

間違いなしです。昼間っから屋台で焼かれてるサイクロークの香りに誘われて、ついつい1本、また1本…とタイのおっちゃんたちがハマるのも納得。


どこで食べられるの?

・バンコクでもマーケット(タラート)や屋台でよく見かけます
・特に夕方の通勤時間帯になると、炭火で焼いたサイクロークの香ばしい香りがたまりません
・買ったら袋に、キャベツ、生姜、青唐辛子がゴロゴロ入ってくるのもタイらしい!


家でも作れる!?本格サイクロークイサーンレシピ!

ここまで読んで「ちょっと作ってみようかな」と思ったあなた!
発酵させるのでちょっと時間はかかりますが、案外シンプルです!

材料(5〜6本分)

  • 豚ひき肉:500g(脂身多めが◎)

  • ご飯(炊きたてより少し冷ましたもの):1カップ

  • ニンニク(みじん切り):4〜5かけ

  • 塩:小さじ2

  • 砂糖:小さじ1(好みで)

  • 黒胡椒:少々

  • 豚の腸(市販のソーセージケーシングでもOK)

作り方

  1. 下ごしらえ
    豚の腸はしっかり洗って、塩水で30分ほど浸けておきます(市販の人工ケーシングなら簡単)。

  2. 混ぜる
    豚ひき肉、ご飯、ニンニク、塩、砂糖、胡椒をよく混ぜます。粘りが出るまで練ってね。

  3. 腸に詰める
    ソーセージメーカーか、じょうご+割り箸などを使って、腸に中身を詰めます。パンパンにしすぎないでね。

  4. 形を整えて縛る
    10〜15cmごとに糸で結び、ソーセージ状にします。

  5. 発酵させる
    乾いた場所に吊るして室温で2〜3日放置!(日本の気候なら夏がおすすめ)
    ※部屋が暑いなら冷蔵庫内でゆっくり発酵させるのもアリ

  6. 焼く!
    炭火やフライパンでこんがり焼いたら、キャベツ、スライス生姜、青唐辛子と一緒に召し上がれ!


食べるときの注意⚠️

  • 青唐辛子はタイ人は丸かじりしますが、初めての人は要注意。

  • 発酵が進みすぎると酸っぱすぎてしまうことも…2日目くらいがベスト!

  • お腹の弱い人はしっかり火を通して食べてね。


おわりに:サイクロークは「タイのピタゴラスイッチ」?

サイクロークイサーンの面白いところは、「普通のソーセージに見えて、食べた瞬間、味の仕組みが変わる」ところ。
まるでピタゴラスイッチみたいに、ガーリックがパーン!、酸味がポン!、豚の脂がトロン!ってくる。クセになるの、間違いなし。

ビールのおともに、BBQの主役に、おうち発酵実験に。
ぜひ一度、サイクロークの世界に足を踏み入れてみてくださいね!

 

Tensui
Tensui

🐷✨イサーンの発酵ソーセージ、サイクロークイサーンをご存じですか?
見た目はただの丸っこいソーセージ。でも中にはご飯とニンニクがぎっしり…しかも発酵させてあるという、ちょっとクセ強だけどクセになるやつです😂

この記事では、そんなサイクロークの魅力と、おうちで作れるレシピを紹介しました!
炭火で焼いたあの香り…唐辛子とキャベツと一緒に食べたときのあの幸福感…
ぜひ一度体験してみてほしい!