【タイの田舎の小さな家から】マンゴー片手にイサーンの風:ちゃんモンがお届けする、本場のタイ料理絵巻 ピリ辛!旨味爆発!ホーイライ・パッ・ナムプリックパオって何だ?
タイに住んでると、ふとした屋台の前で「あれ…この匂い…ヤバイぞ」と足が止まる瞬間ってあるんですよね。炒め物系の香ばしさにチリペーストの辛さ、にんにくの刺激的な香り。そう、それが「ホーイライ・パッ・ナムプリックパオ」──アサリのチリインオイル炒めです!
名前は長いけど、食べたら一発で覚える味。ピリ辛で、でも辛すぎなくて、口いっぱいに海の旨味とナムプリックパオ(チリインオイル)のコクが広がる…。タイ料理好きの胃袋をがっちり掴む実力派メニューです。
そもそも「ホーイライ」って何?
「ホーイライ(หอยลาย)」はアサリのこと。日本でもお味噌汁や酒蒸しでお馴染みですよね。でも、タイのアサリ料理はちょっと違う。
まず、炒める。しかも豪快に。チリペーストとバジル、ナンプラーの香りをまとわせて、殻ごと炒めちゃうんです。ちょっと手がベタベタになるけど、それすらも楽しい。まるで海辺の宴会気分!
「ナムプリックパオ」とは?
「ナムプリックパオ(น้ำพริกเผา)」は、タイの万能調味料。唐辛子、にんにく、玉ねぎ、干しエビなんかを炒めて油でじっくり煮込んだ“食べるラー油”みたいなやつ。甘辛くて、ちょっとスモーキーで、ご飯泥棒にもほどがある。
このナムプリックパオとアサリが出会ったらどうなるか? そりゃもう、口の中が爆発ですよ。いい意味で。
自宅でできる!ホーイライ・パッ・ナムプリックパオのレシピ
さあ、それじゃあ作ってみましょう。意外と簡単で、しかもご飯が止まらない一品ですよ!
材料(2〜3人分)
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ホーイライ(アサリ・砂抜き済)…500g
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ナムプリックパオ(市販のものでOK)…大さじ2
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ニンニク(みじん切り)…2片
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唐辛子(お好みで)…1〜2本(輪切り)
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オイスターソース…大さじ1
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ナンプラー…大さじ1
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砂糖…小さじ1
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バジル(あればタイバジル)…ひとつかみ
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サラダ油…大さじ1
作り方
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フライパンに油を熱し、にんにくと唐辛子を香りが立つまで炒める。
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アサリを加えてさっと炒める。
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ナムプリックパオを投入! 全体になじませるように炒める。
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オイスターソース、ナンプラー、砂糖で味付け。中火で炒め続け、アサリの口が開いてきたらOK。
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最後にバジルを加えて、サッと混ぜたら完成!
※貝が開かない場合は少し水(または酒)を足して蓋をして蒸し焼きにしても◎。
食べ方いろいろ!
ご飯に乗っけて食べるのが王道。でも実は、ビールのつまみにも最高なんです。ピリ辛だから食欲も加速するし、冷えたビールとの相性が犯罪的。あと、パンに挟んでもいけちゃう。意外と洋風アレンジもハマるんです。
まとめ:ホーイライ・パッ・ナムプリックパオはタイ版“アサリの覚醒”
タイ料理って奥が深いけど、実は身近な素材で作れるものも多い。この「ホーイライ・パッ・ナムプリックパオ」もそのひとつ。材料はシンプルなのに、食べた瞬間に「うわっ、これレストランの味やん!」って叫びたくなる。
ちょっとした家呑みのお供に。今日はご飯ガッツリ行きたいなって日のメインディッシュに。ぜひ一度、おうちで作ってみてください!
次はムール貝でも試してみようかな…。いや、イカでもうまいかも。タイ料理の可能性は無限大!