【タイの田舎の小さな家から】マンゴー片手にイサーンの風:ちゃんモンがお届けする、本場のタイ料理絵巻 タイの優しさが染みわたる!「ゲンチュー・トウフ(แกงจืดเต้าหู้)」を食べてみて!
こんにちは!
今日はタイの家庭で愛され続ける、心も胃袋もホッとするスープ料理「ゲンチュー・トウフ(แกงจืดเต้าหู้)」をご紹介します。
この料理、タイ語では「ゲンチュー」と書いて「薄味スープ」、そして「トウフ」は「豆腐」。つまり「豆腐入りあっさりスープ」なんだけど……いやいや、それだけじゃない! 侮るなかれ。このスープ、実はタイの家庭の温もりをそのままお椀に注いだような一杯なんです。
■ゲンチューはタイのおふくろの味!
まず、タイの人たちに「風邪ひいたとき何食べる?」と聞くと、かなりの確率で「ゲンチュー!」という答えが返ってきます。
日本で言うならお粥とか味噌汁的な存在。それくらい、ゲンチューは家庭の味。そして、家庭によって具材や味つけがちょっとずつ違うのもまた良いところ。
たとえば、うちの奥さんの実家では、ミンチ(豚ひき肉)にニンニクを効かせて団子にして、豆腐と一緒にコトコト煮てくれます。味つけはあっさりしてるけど、ちゃんとコクがある。これがまたごはんに合うんです。気づいたら汁まで飲み干して「あ、俺、タイ人になったかも……」って錯覚するレベル。
■この料理、ダイエット中にも最高!
ゲンチューって、油をほとんど使わないんです。使っても、ミンチから出る自然な脂くらい。しかも、野菜たっぷりで豆腐も入ってて、低カロリー・高タンパク。
つまり、罪悪感ゼロ!
「こってりしたタイ料理はちょっと……」って人も、ゲンチューなら大丈夫。香辛料も控えめだから、日本人の味覚にもピッタリです。
■さあ、作ってみよう!ゲンチュー・トウフのレシピ
【材料(2〜3人前)】
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豚ひき肉……150g
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卵豆腐または絹ごし豆腐……1丁(卵豆腐がタイ風でおすすめ)
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春雨……ひとつかみ(戻しておく)
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にんじん……1/2本(薄切り)
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白菜……2〜3枚(ざく切り)
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青ねぎ(万能ねぎ)……2本(小口切り)
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セロリの葉(または香菜)……お好みで
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水……500ml
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ガーリックペースト(にんにくすりおろし)……小さじ1
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鶏ガラスープの素……小さじ2
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ナンプラー……小さじ2
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砂糖……小さじ1/2
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白こしょう……少々
【作り方】
① ひき肉を下ごしらえ
ひき肉に少しのナンプラー(分量外)とすりおろしニンニクを混ぜて、軽く団子状にしておきます。小さくまとめるのがコツ!
② 鍋でスープを温める
鍋に水を入れて沸かし、鶏ガラスープの素を加えます。煮立ったら①の団子を投入。
③ 具材を加える
団子が浮いてきたら、にんじん・白菜・春雨を入れ、5分ほど煮ます。
④ 豆腐を投入!
豆腐は一口大にカットして、やさしく加えましょう。崩さないように!
⑤ 味つけ&仕上げ
ナンプラー、砂糖、白こしょうで味を整えます。最後にねぎとセロリの葉を散らして完成!
■バリエーションも無限大!
ゲンチューの魅力は、何でも受け止めてくれる“懐の深さ”にもあります。たとえば:
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鶏ひき肉に変えてもよし!
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春雨のかわりにマカロニでも意外と合う!
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しいたけやしめじを入れれば、きのこスープに早変わり!
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ベジタリアン仕様にしたければ、ひき肉を大豆ミートにチェンジ!
冷蔵庫にあるもので作れるのもポイント高し。
■最後にひと言。
タイの料理って「辛い」「濃い」「スパイシー」のイメージが強いけど、ゲンチューはその逆を行く存在。でも、だからこそ**タイ人の“やさしさ”と“家庭の愛情”**が詰まってる。
疲れてるとき。食欲がないとき。ちょっとセンチメンタルな夕方。
そんなときに、あったかいゲンチューをぜひ作ってみてください。
一口飲んだら、きっとこう思うはず——
「お母さん、ありがとう……いや、タイのお母さん、ありがとう!」

🌿こんにちは!タイの田舎でワンコたちに囲まれて暮らしている、ちょっとのんびりした料理好きです。
今日は、タイの「おふくろの味」ことゲンチュー・トウフをご紹介しました🍲
辛くないタイ料理って意外と知られてないけど、これがまた奥深くて優しい味。
忙しい日や、ちょっと疲れたときにぴったりなんです。
「なんかホッとしたいな〜」ってとき、ぜひ作ってみてください☺️
レシピはどこまでも自由でOK。冷蔵庫の余りものでもおいしくできちゃいます✨
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