【タイの田舎の小さな家から】マンゴー片手にイサーンの風:ちゃんモンがお届けする、本場のタイ料理絵巻 「ゲーンソム(แกงส้ม)」
🌶タイ人も唸る!「ゲーンソム」ってなんじゃ?〜酸っぱ辛いスープの世界〜
みなさん、「ゲーンソム(แกงส้ม)」って聞いたことありますか?
カレーっぽいけどカレーじゃない、スープみたいだけど、なんだかとってもパンチのあるヤツ。それが、タイ料理の隠れた名物、「ゲーンソム」なんです!
「ゲーン」は「汁物」とか「カレー」の意味、「ソム」は「酸っぱい」って意味。つまり直訳すると「酸っぱいスープ」。え?それ美味しいの?と思ったあなた、騙されたと思って一口飲んでみてください。
もうね、目が覚めます。
酸っぱくて、辛くて、でもやめられない。タイの太陽をぎゅっと絞ったような、ビビッドな味なんです。
🐟 ゲーンソムって、どんな料理?
一言で言うと、魚やエビと野菜を酸っぱ辛いスープで煮込んだ料理。
中部では比較的マイルドな味付け、南部に行くともう、口から火を吹くレベルの辛さになります。でも不思議と、辛さの中にある旨みと酸味がクセになるんですよね〜。
日本の味噌汁が「おふくろの味」なら、タイの「おかんの味」はゲーンソム。
「今日はご飯いらないって言ったでしょ!ゲーンソム作ったのに!」なんてお母さんの怒号が聞こえてきそうです(笑)
🧅 ゲーンソムあるある
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ご飯にかけたら止まらない
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目の前に置かれると、まずは「クンクンクン……」と香りをチェック
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最初は酸っぱい!次に辛い!でもなぜか笑っちゃうほどウマい
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食べ終わったあと「やっぱタイ料理ってスゴいわ」としみじみ言ってしまう
🧑🍳 さて、そんなゲーンソム、自分で作れるの?
答えはYES!
実は材料さえそろえば、意外と簡単に作れちゃいます。
🍲【ゲーンソム・エビ入りの簡単レシピ】(2~3人分)
材料:
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エビ(殻つきでもOK):200g
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白菜・インゲン・ニンジン・大根などお好きな野菜:300g
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水:800ml
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タマリンドペースト:大さじ2(レモン汁で代用も可)
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ナンプラー:大さじ2
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パームシュガー(砂糖でもOK):小さじ2
ゲーンソムペースト材料(フードプロセッサーかすり鉢で混ぜる)
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乾燥赤唐辛子:5〜7本(水で戻しておく)
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エシャロット:2個
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にんにく:2片
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シュリンプペースト(カピ):小さじ1(なければ味噌+ナンプラーでもOK)
作り方:
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【ペースト作り】
戻した唐辛子、エシャロット、にんにく、シュリンプペーストをすり潰して、ペーストを作る。
→ ここが香りの命! -
【スープベース作り】
鍋に水を沸騰させて、1のペーストを投入。しっかり溶かす。 -
【味つけ】
タマリンドペースト、ナンプラー、パームシュガーを加えてよく混ぜる。
→ この段階でスープを味見して、「酸っぱうまっ!」となったら正解。 -
【具材を投入】
硬い野菜から順に煮て、火が通ったらエビを入れる。エビは煮すぎると硬くなるので要注意! -
【できあがり!】
全体に火が通ったら完成!熱々を白いご飯にぶっかけて召し上がれ!
🍚 こんな人にオススメ!
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暑さにやられて食欲がない人(ゲーンソムで目が覚めます!)
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カレーは好きだけど脂っこいのはちょっと…な人
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酸っぱいものが大好きな人
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なんか最近、笑ってないな〜って人(スパイスで元気出ます!)
🐘 タイあるある:「ゲーンソムは正義」
タイ人の友だちに「ゲーンソムってどう?」って聞くと、99%が「めっちゃ好き!」って答えます。それくらい定番、そして中毒性の高い料理。タイの街角の食堂でも必ずといっていいほど置いてある一品です。
🎉 最後にひとこと:
「ゲーンソム」は、ちょっとクセのある料理かもしれないけど、一度ハマると抜け出せない魅力があります。
タイの風、太陽、笑顔、汗…ぜんぶがこの一皿に詰まってる!
今夜の晩ごはんに、ちょっと冒険してみませんか?
冷蔵庫の野菜たちとエビさえあれば、すぐにタイ旅行気分ですよ!
タイの田舎で食べるゲーンソムは、都会のそれとはまた違っていて、なんとも言えない素朴な味がします。
いつか庭のわんちゃんたちにも味見させてあげたいような…いや、やめとこう。酸っぱ辛すぎる(笑)
ごちそうさまでした〜!🙏

🍛こんにちは、タイの田舎でのんびり暮らしている筆者です🐶🌴
今回は、暑い日にも食欲がわいてくる、タイの「ゲーンソム(แกงส้ม)」を紹介しました!
ちょっと酸っぱくて、ちょっと辛くて、でもなぜかホッとする不思議なスープ。
一口食べると、タイの風がふわ〜っと吹いてくるような気がします☀️
私の場合はいつものセブンのデリバリーです、タイの暑い季節におすすめの一品です。