【 OMGスクール】第2回 子どもはどのように言葉を学ぶのか。 幼少期に母語を習得する過程

 

※写真はイメージです
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思う通りに成績が上がらず、今一歩の所で伸び悩んでいる生徒の共通点、それは「圧倒的な語彙の少なさ」でした。どんなに漢字の書き取り練習をしてその場ではその字が書けるようになっても、自分の頭の中にその言葉と意味が定着していなければ日々の生活で使えない、テスト本番には忘れている、というのが現実のようでした。

さてここで、人間が母語となる言葉をどのように習得していくのか、その過程をご説明しましょう。

①生後0ヶ月から9ヶ月

大人の言葉を黙って静かに聞いている時期。早い子供で生後1ヶ月から、一般的には生後2,3ヶ月から「クーイング」が始まります。クーイングとは、機嫌が良い時に「アー」「ウー」等と単音をのばして発する声の事です。
日本人が苦手とされるLやRの様な音を含む様々な音の聞き分けが可能で、聞いた音を統計学的に処理して学習。聞き分ける必要のない音(母親および養育者が話す言語に含まれない音)は区別しなくなり、逆に母語となる言語で聞き分けが必要な音の差に対しては微妙な差も判断します。
生後4~6ヶ月頃が経過し骨格が整い始めた頃からは、舌と唇を使って、多音節からなる「喃語(なんご)」の発話が始まります。
そして、生後10ヶ月頃からは、喃語が減り身振り指差しで自分の気持ちを表現するようになります。

 

②1歳から2歳

一語文、「まんま」「ぶーぶ」「ばーば」から始まり、二語文「わんわん、いた。」「まま、きて。」「まんま、ちょうだい。」等を発話、身近な大人の真似をしながら、たどたどしいながらも驚くほどの言葉を習得して行きます。また、「なぜ?」「どうして?」という疑問も増えてくるので発話の量も増えてきます。

 

③3歳から4歳

二語文から三語文、一日5~8語の語彙を習得しながら、述語も入った「私はパパの大きなお膝に座って本を読んでもらうのが好きです。」のような複文を話せるようになります。

このようにして5歳になる頃までに個人差はありますが一万語近くを習得するといわれています。
ただし、これは両親および主たる保育者が共通の言語で話し居住している国の言語、という環境においての発達段階となります。

(つづく:毎月1回連載予定、次回は5月5日号に掲載予定です)

【 OMGスクール】第2回 子どもはどのように言葉を学ぶのか。 幼少期に母語を習得する過程

 

ことばの学校の広告2021年4月5日 タイ自由ランド掲載

 

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