【タイの田舎の小さな家から】タイの仏教を30日で学ぶ –Day 22 仏教と仕事・お金

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Day 22

仏教と仕事・お金

— 成功にも不安にも、振り回されない心 —

仕事やお金は、
現代を生きる私たちにとって
切り離すことのできないテーマです。

仏教は、
「働くこと」や「お金を持つこと」自体を
否定しません。

問題は、
それらに心が縛られてしまうことです。


■ 仏教における「正命(しょうみょう)」

八正道のひとつに、
**正命(しょうみょう)**があります。

これは、
人を傷つけず、
自分の心も濁さない生計の立て方。

タイ仏教では、
職業の善悪よりも、
その仕事に向き合う心の姿勢が重視されます。


■ お金は「目的」ではなく「道具」

お金は、
生きるために必要なもの。

しかし、
それ自体が幸せを保証するわけではありません。

仏教では、
お金は縁によって集まり、縁によって去るもの
と捉えます。

握りしめすぎれば、不安が増え、
軽やかに扱えば、心も軽くなります。


■ 成功と失敗は無常

昇進、評価、売上――
どれも永遠ではありません。

タイ仏教では、
成功も失敗も
無常の現れとして観ます。

どちらにも
過剰に喜ばず、落ち込まず、
学びとして受け取る姿勢が大切です。


■ 仕事は修行の場

仕事は、
忍耐・誠実・気づきを育てる
絶好の修行の場です。

忙しさやプレッシャーの中で、
自分の反応を見ることができます。

うまくいかない瞬間こそ、
智慧を育てるチャンスです。


■ タイ仏教の現実的な教え

タイの僧侶は、
よくこう語ります。

「十分であることを知る人は、
すでに豊かである。」

これは、
少なく生きよ、という意味ではありません。

足るを知る心が、
仕事とお金の不安を和らげます。


■ 今日の小さな実践

今日、
仕事やお金について考えたとき、
こんな問いを持ってみてください。

  • 今、私は何を恐れているだろうか

  • 本当に必要なものは何だろうか

  • すでに十分なものは何だろうか

その問いが、
心を現実の中で整えてくれます。


Tensui
Tensui

🔔 次回予告 – Day 23

明日は、
**「仏教と病・老い」**について学びます。

避けられない変化と向き合うための智慧を、
タイ仏教のやさしい視点から探っていきましょう。