5周年の トム&マミーは駐在員の奥様が主な顧客


5周年の トム&マミーは駐在員の奥様が主な顧客

伴さん(左から2番目)とトム&マミーのスタッフと夏休みにタイに遊びに来た伴さんのお孫さん

伴さん(左から2番目)とトム&マミーのスタッフと夏休みにタイに遊びに来た伴さんのお孫さん

今月5周年を迎えた「トム&マミー」は、伴さん夫妻が、定年後に始めたお弁当・お惣菜屋さん。

「5年間よくやったという、達成感があります」と話すご主人の元吉さんは、元商社マン。お店を始めた当初は、また新入社員に戻った気分だったそうです。

「トム&マミー」は、フジスーパー1号店のあるスクムビット・ソイ33/1のエルシーブティックモールの1階に、お店と厨房があり、店頭での接客は元吉さん、調理は奥様の君子さんが担当しています。
日本でお惣菜屋を15年やっていて、料理の腕前も商売の経験値も高い奥様の君子さんに、元吉さんは全幅の信頼を置いていて「自分は言われたことをなんでもハイハイと聞くだけです」と笑っています。

バンコク駐在を終えた定年後は、のんびり暮らすこともできましたが、ご夫婦とも、働いている方が、生活に張りがあり好きと言います。

開店時間は11時ですが、奥様の君子さんは朝5時半から仕込みを始めます。元吉さんは、8時半から店の準備をし、君子さんは午後一旦帰宅し夕方から厨房に戻るという日課を5年間続けてきました。

入居しているモールは、店の入れ替わりが激しく、いつの間にか、パンダバスに次ぐ古いテナントになってしまいました。

開店前は空き店舗をいろいろ見てまわったそうですが、客層やフジスーパーに近いロケーションなど、トータルに考えれば、家賃は高めですが、この場所を選んで正解だったと言います。

最初の頃は、売り上げが下がると、このままずるずる落ちて、店を閉めることになるのではないかと、不安が尽きなかったそうですが、5年続けた今では、1年を通しての売り上げの変化が、ある程度読めるようになったそうです。

売り上げは例年ソンクラーンの頃から学校の夏休みまでは低めで、9月からだんだん良くなり、翌年の3月くらいまで安定するそうです。

客層は駐在員の奥様が中心なので、せっかく常連になってもらえても、数年で帰国してしまうのが残念と言い、新しく赴任した人が、常連になるには、時間がかかるそうです。

この5年の変化としては、法人の顧客がじわじわと増えてきたことで、会議などで、まとまった数のお弁当のオーダーが定期的に入るようになり、また個人の歓迎会やお誕生会でのオードブルの注文も入るようになりました。

日本食が好きという欧米人やタイ人の来店も増え、リピーターになる人もいるそうです。

トム&マミーでは現在4人のタイ人の女性スタッフがいますが、ここ3年間はずっとこのメンバーで安定しているそうです。しかも4人のうち2人は、開店当初からのスタッフとのこと。

多くの飲食店が、タイ人のスタッフ不足や定着率の低さに悩む中、5年間も真面目に働き続けてくれるスタッフはとても貴重です。

元吉さんは、従業員が安心して働ける環境を整えるのは、店のマネージメントとして大切なこと。いい環境を提供すれば、タイ人もそれに応えてくれると話します。

た5年間続けることで、食の安全に対する責任感は、さらに強く感じるようになったと言います。

たとえコストアップになっても、クオリティに対して、絶対に譲らないのがトム&マミーのポリシーで、食品ではないですが、お惣菜に保冷材のサービスを始めたのも、安全を第一に考えてのことです。 お惣菜は、日本人学校はお弁当を持参していかないといけないので、子どものお弁当のおかずとして、お母さんたちに重宝されている様です。

元吉さんは、せっかくタイにいるので、時間に余裕ができたら、新しい習い事にチャレンジしてみたいそうですが、日本人が接客している安心感もトム&マミーの売りなので、まだまだ店頭に立ち続けることになりそうと言います。

5年も店頭に立っていると、多くの人に覚えられていて、外出先で挨拶されたり、子どもにトム&マミーさんだと、声をかけられることもあるそうです。

「声をかけられると、うれしいです。でも、だらしない恰好で歩けませんね」と笑い、これからも出来るだけ長く、心のこもった健康第一のお弁当とお惣菜をお届けしていきたいと話しました。

 

2019年8月20日 タイ自由ランド掲載