日本政府、「スラタニー県バーンサイガーム地域における 水害避難センター建設計画」への支援を決定

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シーサケット県・バーンホンワーリー学校での記念撮影

シーサケット県・バーンホンワーリー学校での記念撮影

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「スラタニー県バーンサイガーム地域における水害避難センター建設計画」にかかる総額2,904,000バーツの支援を決定しました。

令和2年3月11日、在タイ日本国大使館において、梨田和也大使とバーンサイガーム学校のスティー・プッタシー校長との間で署名式が執り行われました。

バーンサイガーム地域は、タイ南部のスラタニー県プンピン郡にある約1,950人が生活する地域です。同地域及び隣接するサッタウィ区第1集落はタイ南部最大・最長のターピー川に接しており、年間9ヶ月に及ぶ雨季と、満潮時には海の水位上昇による河川逆流も重なり、毎年深刻な水害が発生しています。要避難規模の洪水は多い年で年4回に及び、約350人が避難対象となります。

同地域を学区とするバーンサイガーム学校は、各集落、寺院と協力して水害対策に取り組んでおり、高床式校舎を安全な避難先として開放しています。しかし、校舎に避難できる人数は約150人が限界でその他の人たちは路上や廃墟に避難せざるを得ず、安全な避難が行えないために年間1~2名が亡くなっています。現在、学校がある寺院敷地内に約50人の避難も可能な仏教施設を建設中ですが、まだ約150人分の安全な避難先が確保されていません。また、現在救助には住民個人が所有している漁業用の3人乗り手こぎボートを使用していますが、迅速な対応が行えていません。これらの問題は早急に改善する必要がありますが、バーンサイガーム学校や貧困地域である各集落住民では予算を捻出する事ができず、草の根・人間の安全保障無償資金協力の申請に至りました。

このような状況を受け、日本政府はバーンサイガーム学校に高床式の水害避難センター1棟と10~15人乗りで動力付きの救援用ボートを整備する事により、当該地域住民の水害時の避難が安全、迅速になり、平時には避難訓練などに活用することで緊急時における住民の危機管理能力向上につながると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を決定しました。

日本政府は今後も、人間の安全保障のための取り組みを支援していきます。

2020年4月5日 タイ自由ランド掲載