まず体の位置関係と横隔膜について。体は左右対称にはできていない。
心臓は中心よりやや左側にあり、胃も左側に位置してます。
肝臓は右に位置しており、それにともない、横隔膜の形状も微妙に変化しています。横隔膜の末端は脊柱や一部大腰筋と連結するため、間接的に身体機能にも影響を及ぼしています。
横隔膜は呼気(吐く)時に上に上がり、空気を外に送り出し吸気(吸う)時は横隔膜は下に下がり、空気が吸い込まれます。
横隔膜がうまく機能している場合はドーム型となり、機能が低下するとフラット型となりやすい。
フラット型の横隔膜側は肋骨が前方突出し、腰部は前傾(反り腰)が強くなります。
一般的に右側の横隔膜は働きやすい。なぜなら、右側は横隔膜の下方に肝臓があり肝臓が支持する分、上方に動きやすい。
左側は横隔膜の上方に心臓が乗った状態で、横隔膜の下方にある胃も支持は弱い。
また右側の大腰筋の方が使いやすいために、右重心が多く右利きも多い傾向にあります。
横隔膜の機能が低下すると生じるのは、前途のように肋骨の前方突出。
次に腰部の前傾が強くなる、また股関節の緩みが生じる。
チェックポイントとしては肋骨の盛り上がり、骨盤の前傾、足部の外転(外向き)などの点です。
普段呼吸が浅いもしくは苦しい・ダルイなと感じた方は、姿勢が悪くなってバランスを崩している可能性が高いのでそのような方は一度ジャパニーズ鍼灸クリニックにご相談ください。
2017年12月5日 タイ自由ランド掲載
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