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タイで出会って夫婦で挑戦!いちご栽培、日本のケーキ作り

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タイで出会って夫婦で挑戦!いちご栽培、日本のケーキ作り

タイでは貴重な日本種のいちごの栽培に成功した日本人、伊奈純一さん(42歳)。

6年ほど前からチェンライの山奥、ドイワーウィーで日本のいちご栽培をはじめ、現在は、カオヤイで日本種のいちご、さつまいも、トマトを栽培しています。

どの品種も収穫できるようになるまで3年以上かかったといい、販売できる品質までに仕上がったのはここ1年ほど。

知人の紹介や口コミ等で、バンコクの各飲食店で取り扱ってもらえるようになり、普段はカオヤイにいる純一さんですが、バンコクに訪れた際には、直接、卸先の飲食店などに出向き、消費者の声を聞きながら販売をします。

純一さんの作ったさつまいもやトマトを使用したスイーツの販売をはじめたのが、ソイ33/1の日本のケーキ店「ミカノムケーキ」。女性パティシエの伊奈美佳さん(35歳)は、実は純一さんの奥さんでもあります。

農業をしている旦那さんと、パティシエの奥さんという意外な組み合わせのご夫婦ですが、2人の出会いはバンコク。共通の知人を通じて知り合ったとのことで、出会って3か月で純一さんが美佳さんにプロポーズし、結婚が決まりました。

「日本人だけでなくタイ人にも日本の作物の美味しさ、素晴らしさを広めていきたい」というのが純一さんの目標で、美佳さんも「美味しい食べ物に国境はないと思うので、本当の日本のケーキ文化をタイ人やいろいろな国の人に広めていきたい」と語ります。

お互い自分のお店や仕事があるため、まだ新婚なのに、一緒にいる時間は少ないですが、共通の目標があることや、仕事の環境が似ているため、切磋琢磨し合える関係といいます。

長野県生まれの純一さんは、もともと東京の日本橋で大手の内装屋に17年間勤めていましたが、なにか自分で独立したいと考え退職。ちょうど同時期に、工業関係の仕事に長年従事し、タイと日本を行き来していた父も、最後の仕事を農業と決め、チェンライでイチゴの栽培を始めました。

父の事業に加わり、2人で出資しながら2年ほどチェンライでいちご栽培に取り組んでいたころ、遊びに来ていた友人の紹介で、タイ大手マハジャック社の社長から出資をしたいとの申し出があり、純一さんはマハジャックの傘下の会社を設立し、援助を受けることになりました。

タイでは、栽培ノウハウを知ることだけが目的の詐欺被害の話も多くあるため、当初は、出資を受けるべきかどうか、散々迷ったといいます。

しかし、マハジャック社は、三菱重工業や神戸製鋼とも長年の付き合いがある実績のある会社で、農業を成功させるには数十年の長期プランを要することや、数千万バーツの設備投資が必要なことを真剣に聞いてくれたため、出資を受けることにしました。

それまで住んでいたチェンライの山奥は、日本の作物を育てるのに大変適した自然環境でしたが、バンコクへの出荷のしやすさを考えて、社長の持つカオヤイの土地への移転を提案され、そこで20ライほどの土地を整備しはじめました。

正確にはカオヤイ山脈のふもとのワンナムキアオで、バンコクから見ると山の裏手側に位置します。標高500mほどの場所なので、夜は涼しい環境で、バンコクからも車で2~3時間と行き来しやすい場所です。

何も手をつけていない土地の整備から始まったため、石出しはおそらく10万個以上、電気を引くため電柱を立てたりと、環境作りも大変苦労したそうです。

栽培技術については、日本の某有名品種を扱う技術者の指導を受けており、本来は、門外不出のノウハウですが、純一さんの真剣に取り組む姿勢から、特別に教えてもらうことができたそうです。

タイでは貴重な日本種のいちごの栽培に成功した日本人、伊奈純一さん(42歳)。

一方、「ミカノムケーキ」を営む、奥さんの美佳さんは東京生まれで、10年以上、銀座、表参道でパティシエとして勤務してきました。

自分のお店を持ちたいという夢があり、ちょうど、バンコクでビジネスをしている、お兄さんのすすめもあり、思い切ってバンコクで、自分の店をオープンすることにしました。

もともとバックパッカーで東南アジアを旅していたこともあり、タイには親近感があったといいます。完成された日本の市場よりも、まだまだ未開発で、自分次第で変わっていきそうなタイの環境の方に魅力を感じたといいます。

来タイ当初は、お菓子の材料問屋の数が料理の問屋ほど多くなく、情報も少なかったため、バンコクを歩きまわり、時間をかけて入手ルートを確立させました。材料も日本と違うため、同じ配合でも思うようなケーキが作れなかったり、文化や言葉の壁に弱気になる事もたくさんあったそうですが、純一さんと出会ってからは、自分達にしか出来ない事だと前向きに思う様になったといいます。

お店をオープンしてからは約2年がたちましたが、昨年は、隣のエルシーブティックモールにも出店しているみさわラーメンの社長の目にとまり、同系列の会社に所属することになりました。社長は美味しいケーキ店の少ないバンコクで、スイーツ事業を立ち上げたいと思索していたそうで、そんな社長との出会いをきっかけに、今年4月にはタニヤに2号店もオープンすることができました。

また、美佳さんはパティシエの育成にも力を入れています。タイには製菓学校の数が少なく、費用の面でも通える人は限られてくるそうで、富裕層のタイ人が日本やヨーロッパに留学し、その後タイでお店を開くパターンが多いといいます。もっと平等に、パティシエを目指す人が働きながら学べる環境を作っていきたいと語ります。

さて、このようにタイで日本のケーキや農作物の素晴らしさを広めていきたいと奮闘する2人ですが、さらに多くの人に食べてみてほしいとのことで、うれしいことに純一さんの農作物は、一般向けに配達販売も可能。さつまいもは1㌔140バーツ、トマトは500㌘140バーツ。連絡先は上記参照で。いちごは乾季から収穫がはじまりますが、随時お問い合わせ下さいとのこと。
ソイ33/1の日本のケーキ店「ミカノムケーキ」

また、純一さんのさつまいもを使った「さつまいもスムージー」、トマトを使った「トマトシャーベット」等のオリジナルスイーツは「ミカノムケーキ」プロンポン店にて、店頭販売しております。

 

2016年6月5日 タイ自由ランド掲載

 

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