【バンコクの 現場を歩く!1】 サムヤーン ミットタウン

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チャムチュリースクエアの外に出て撮った写真。中央手前が商業棟、中央が賃貸オフィス棟、中央右がホテル&コンドミニアム

チャムチュリースクエアの外に出て撮った写真。中央手前が商業棟、中央が賃貸オフィス棟、中央右がホテル&コンドミニアム

サムヤーン ミットタウンのちず

バンコクでは地下鉄や高架鉄道のオープンが続いており、急速に路線網が整備されています。それに伴い、駅周辺では大規模な開発も始まっており、ここ1年ほどの景気悪化で、水を差していますが、大きな流れとして次々に再開発は進んでいくものと思われます。

その中でシリーズとして、街の開発や移り変わりをそれぞれ、取り上げていきたい。

まず第1回目は、「サムヤーンミットタウン」。昨年9月に開業し、「24時間営業のレストランが集まる」などの触れ込みで話題となりましたが、今回はその複合施設に、実際に行ってみることにします。

日本人が多く住むスクンビットからはBTS→地下鉄を乗り継いで、地下鉄サムヤーン駅でおります。

まずは建物の外観を写真で撮りたいと思い、サムヤーンの交差点を思い浮かべて、チャムチュリースクエアに向かいました。

このビルは、BOI関連や日本の大企業に勤める日本人なら、18階のビザ、労働許可証の取得等で行ったことがある人もいるでしょう。

はっきり言ってこの周辺にはそれ以外、来る用事は日本人にはほとんどありません。向かい側にファランポーン寺があり、タイ人の葬式に行った人もいるかも知れません。

シーロム、サトンのビジネス街から近いですが、スリウォンまでは行っても、さらにそこからは、というところで、日本人にとってはなじみのない場所です。

しかしラマ4世通りの導線で言うと、ドゥシタニホテルの場所の再開発が始まっており、さらにルンピニ公園横でONE BANGKOKの開発も進んでいて、地下鉄ルンピニ駅ーシーロム駅ーサムヤーン駅の前にそれぞれ、大規模開発の場所がある、ということで、今回のサムヤーンミットタウンは、その導線の中にあるとも言えます。

さて、チャムチュリーは筆者自身、ひさしぶりに訪れたわけですが、オープン当初の東京カレーやばさらかラーメンなどがまだ健在で、ソンブーンレストランもありました。

閑散となるのが心配?あるいは相乗効果が期待できるチャムチュリースクエアの店内

閑散となるのが心配?あるいは相乗効果が期待できるチャムチュリースクエアの店内

こうやって長く店が続くのは、家賃が手頃なのかも知れません。

さて、外に出ると、タイは徐々に暑さが増していますが、午後2時半の直射日光はきつい。歩いていくと、一番よい位置でまず一枚撮りました。

そのあと、すぐさま地下におりて、そこから通じるミットタウンへ。地下からそのまま入ると、とっても活気があり、マーブンクロンのような躍動感があります。

オープンエアの造りで、日本料理店もてんやや8番ラーメン、やよい、シャブシ、からやまなどが並んでおり、やはり、チュラロンコン大学のそばということで、ニシット(チュラ大の学生)が多いようです。

活気がある地下で一番、地下鉄から近い目立つ場所に出店しているのが、アヌサワリーのタイラーメン屋さん

活気がある地下で一番、地下鉄から近い目立つ場所に出店しているのが、アヌサワリーのタイラーメン屋さん

クイッテア・アヌサワリーなどという店もあり、戦勝記念塔のタイラーメン屋さんですね。そういう店がレストランとして出店していて、初めて見る店などもあって、おもしろい。

 

韓国系のホットドッグ屋さんは49バーツから

韓国系のホットドッグ屋さんは49バーツから

韓国系のホットドックの出店などもあり、活気があります。この勢いならチャムチュリースクエアには人は行かなくなると思われますが、チャムチュリーには、かつややちゃぶとん、吉野家、秋吉などが出店していましたね。


このような活気ある空間がつくれるかどうかは、やはり、家賃の部分が大きいと思われます。エムクオーティエなどを見ていても、地下の屋台風の出店スペースはコロコロ変わっていて、家賃が高い割りに集客がいまいち、という状況が見てとれます。トンローのショッピングモールでは家賃50万バーツというケースもあって、そんな状況で薄利多売な店がやっていけるか疑問です。

この地下の状況を見ると、やはり学生が立ち寄れる値段設定が必要で、それに見合う家賃の設定ということになります。そのあたり、王室、チュラ大の土地ということで、抑えた家賃が実現できているのだとのhか、思われます。

ところで、24時間営業とうたっていますが、カシコン、クルンシーアユタヤ、タイコマーシャル銀行が24時間!ということですが、本当でしょうか?


続いて1階に上がるとそこはG階となっていて、こちらも飲食店が並んでいますが、スターバックスがなんと1~2階部分で、店の中で階段をつくっていて、G階~1階の2階建てです。

G階のティムホートンズには、平日の昼下がりに列ができていた

G階のティムホートンズには、平日の昼下がりに列ができていた

また、広いスペースで無印良品が出店しているのが印象的です。そのほか、カナダ発のドーナツ、スィーツ、プレミアムコーヒーの「ティムホートンズ」のタイ1号店となる店では、平日の昼下がりにもかかわらず、列が出来ていました。

さらに上の階(1階)にはこちらもユニクロのスペースが広い。

その上の階(2階)にはホームプロなどがあり、

 

さらに4階はフードコートと飲食店があって、このレストランの並び方は何となく、パタヤのセントラルを思い浮かべますね。

イサーン料理店も出店

イサーン料理店も出店

 

フードコートも「フードレジェンド」と言っていて、開放感がある造りで、外の眺めもよく、一番価値のある場所かも知れません。

4階のフードコートは「レジェンド」というだけあり、なかなかグレードの高い造り

4階のフードコートは「レジェンド」というだけあり、なかなかグレードの高い造り

そして、さらにその上もある?と行ってみると、ホールや展望スペースでした。

サムヤーンミットタウンは複合施設で、このショッピングモールと、31階の賃貸オフィス棟、33階のホテル&コンドミニアムがあり、働く人や住む人、旅行する人が集う空間、という感じで、それらの人がこのショッピングモールに来るので、集客も期待できます。

 

3階にある習い事フロアは、ムエタイのジムがあり、また縫製の習い事などもあり、ローカルな店も出店しています。コンセプトを形にして、さらに飲食店なども盛り上げているのは、TCCランド系の開発業者のゴールデンランド社の手腕ですが、同社では「こういった商業施設は初めての経験」ということですが、十分に成功の予感を感じます。

パトムワンの縫製のスクール

パトムワンの縫製のスクール

地下鉄ペッブリー駅前にできたシンハーコンプレックスの複合施設や、エカマイ駅前のゲートウェイなどと比べても、十分に出足好調なのは明らかです。

言ってみるなら、チュラ大の商業施設の核がサイアムスクエア、マーブンクロンとするなら、もう1つの核がラマ4世側のサムヤーンミットタウン!とさえも言えるようになるかも知れません。

さて、続いて向かったオフィス棟は、商業施設の1階に隣接して入り口がありますが、すでに案内板にはトーヨーボーなどが入居しています。

商業施設と賃貸オフィスを結ぶ空間

商業施設と賃貸オフィスを結ぶ空間

そして、もう一方のホテル&コンドミニアムの方へ行くと、ホテルはトリプルYホテルといいますが、102室あり、ロビーは「えっ!」という感じで少し小さいですが、 Booking . com で見てみると、1泊3000バーツほどですね。

「え!」というほどコンパクトな、ホテルの受け付けスペース

「え!」というほどコンパクトな、ホテルの受け付けスペース

 

またコンドミニアムは上階で、516室あり、そのうち459室が1ベッドの34㎡の部屋で、489万バーツから販売しており、11階が販売場所になっています。30年の借地権ですが、学生の親などの購入も見込めるのでしょう。

さて、モダンな造りで活気のあるサムヤーンミットタウンですが、この周辺はチュラ大の学生も多く、また古い中華系のレストランも老舗としてまだ営業していたりして、下町っぽい場所ですが、一方、同ビルの裏手に出ると、もうそこにはチュラ大の女子寮に進入が簡単にできて、階下に店が連なっていて、学生街というか、下町の雰囲気に驚きますが、こういったローカルな雰囲気もまた、立ち寄って食事をしてみたいと思わせるので、もう少しタラートのような形で、人がやって来れるように改善するとおもしろいと思われます。

一歩、外に出ると下町風

一歩、外に出ると下町風

 

ホテル&コンドミニアムから建物を出て、すぐその裏手にある女子寮と階下の店が並ぶ場所

ホテル&コンドミニアムから建物を出て、すぐその裏手にある女子寮と階下の店が並ぶ場所

寮の通りの中にある日本料理店

寮の通りの中にある日本料理店

2020年3月5日 タイ自由ランド掲載